熊本市最大の盛大なお祭りである火の国まつりの楽しみ方

火の国まつりの紹介

熊本県熊本市の中心部で、毎年8月に行われる火の国まつりは、熊本市を代表する夏の季節の風物詩です。火の国まつりの見どころと関連情報をお伝えします。

火の国まつりの第1回大会が行われたのは、1978年のことでした。火の国まつりが行われる会場となっているのは、熊本城公園、熊本市電の水道町駅から花畑町駅、市役所周辺の街路です。

このあたりは熊本市内でもっとも賑やかに商店が軒を連ねている地域です。祭りの期間となる金曜日から土曜日にかけて、熊本市電では花電車が走ります。

祭りは学生の採火式によって開催を告げます。オープニングステージが開催されたあとに、熊本城公園内で納涼花火大会がおこなわれ、熊本城を背景として多数の花火が打ち上げられます。ライトアップされた熊本城と花火のコントラストが美しい景色を見せてくれます。

協賛イベント・夏まちランドでは、金曜日から日曜日にかけ、学生が参加してさまざまなイベントが行われます。花畑広場での夏まち横町は、多くのお店が建ち並んで様々なグルメの会場となります。

移動動物園には普段は見られない動物たちがやってきて、カブトムシの森ではたくさんのカブトムシに触れることができて、子供や親子連れで賑わいます。

設営されるステージ上では火の国Dance Splashが行われて、2016年は100組ものチームが参加してダンスを大勢に披露しました。2016年の祭りでは、熊本市現代美術館アートロフトで、こどもおもしろおばけ屋敷が開催され、恐怖を味わうというイベントも行われました。

火の国まつりのメインイベントとなるのが、土曜日の夜間に行われる、おてもやん総おどりです。

会場となるのは国道3号線水道町交差点から、電車通の銀座通り交差点までの区間です。おてもやん総おどりはおよそ3時間にかけて続きます。この時は熊本市電が運休され、交通規制によって歩行者天国となります。

60団体、約4,500人もの踊り手が、派手な衣装を身につけて民謡おてもやんや、サンバおてもやんのリズムに合わせて踊ります。もっとも優秀な団体には、審査員特別賞などの4賞が授与されるなど、レベルの高い踊りが楽しめます。

熊本弁の歌詞で歌われるおてもやんとは、熊本の民謡であり、幕末から明治にかけて座敷唄として定着しました。おてもやんのモデルとなった人物の銅像が、熊本駅の新幹線口前に立っています。

火の国まつりの会場となる熊本市の中心部で、馬刺しや熊本ラーメンなどのおすすめのグルメをご紹介します。

馬肉料理むつ五郎は、花畑町駅近くで、熊本名物の馬刺しなどさまざまな馬肉メニューが食べられるお店です。口に含むととろける霜降り馬刺し、レアに仕上げた馬のたたき、馬の脳みそなど新線な馬肉、熊本名物辛子蓮根もあります。

天外天ラーメンは、鶴屋百貨店の南側にあるラーメン店です。チャーシュー麺は、ガーリックパウダーとバラチャーシューたっぷり、豚骨スープの細麺ラーメンです。

山水亭は熊本市現代美術館横の上通りにある、人気ラーメン店です。人気なのはボリュームある角煮が入ったルーロー麺、山水亭ラーメンは豚骨スープで創業以来変わらぬ味です。

火の国まつりを楽しむなら、会場の近隣にあるホテルに宿泊しましょう。

熊本ホテルキャッスルは、熊本城からは徒歩一分、熊本市電通町筋駅近くのホテルです。高級感ある洋室、和洋室の客室からは熊本城が間近に見えます。

レストラン・バーは充実で、和食、洋食、中華と様々に利用できます。火の国まつりはもちろん、熊本のグルメを満喫するなら上町通あたりの宿泊がおすすめです。

ドーミーイン熊本は熊本市電の辛島駅、西辛島駅そばの温泉ホテルです。JR熊本駅、熊本城、火の国まつり会場となる市役所周辺などすべて徒歩圏内でカバーできます。

館内は和風なイメージを主体として、客室は洋室と和洋室があります。ドーミーイン熊本の大浴場は、最上階にある天然温泉六花の湯です。ライトアップされた露天風呂と内湯は低張性弱アルカリ性温泉で、疲労回復など健康効果ばつぐんで、サウナも完備しています。朝食は和洋のバイキングを味わえます。

スーパーホテルLOHAS熊本天然温泉は、熊本市電の河原町駅、呉服町駅前にある温泉ホテルです。

シンプルでシックな洋室の利用料金は、熊本市内のホテルでも最安値水準なのが人気の理由です。朝食は健康メニューが用意されています。2階にある天然温泉火の国美肌の湯で、健康と元気を取り戻せます。

熊本市の中心部で毎年8月に開催されている火の国まつりは、花火、グルメ、ダンスなどさまざまなイベントを詰め込んだ、熊本市最大の盛大なお祭りです。

夏まち横町での食べ歩きや、おてもやん総おどりなど見て回るべき要素に満ちています。熊本市といえば熊本ラーメン、馬刺し、からし蓮根といった名物を味わえるお店がどこにでもあります。

中心街のホテルに宿泊をして、火の国まつりに熊本城にグルメにと、熊本観光をのんびり楽しんでみることをおすすめします。