栃木県の奥鬼怒のご紹介
奥鬼怒とはその名の通り、鬼怒川をさらに奥へと進んだ、秘境中の秘境で携帯の電波もほとんど届かない場所です。東武鉄道のスペーシアにに乗って鬼怒川温泉駅へ。そこから市営バスで2時間かけて女夫淵という場所まで向かい、さらに宿の送迎バスでガタガタで急斜面の山道を30分ほど登っていくと、ようやくたどり着く奥鬼怒の地!
いくつかある温泉宿はまさしく秘湯で、マニアックな感じがたまりません。
奥鬼怒は携帯の電波も届かない秘境中の秘境なので、何か遊ぶことと言えばトレッキングや山登り、そして温泉などです。中でも比較的初心者の方にもオススメなのが、鬼怒沼へのトレッキングです。
とは言っても往復で5ー6時間はかかるのですが、うっそうと茂る森や、荒々しく流れる鬼怒川、そして珍しい高山植物などを観ることが出来るため、本当に楽しめます。
中には傾斜が大きいのでロープを使って登らないと行けないところもあって、サバイバル感強めです。
そして目的地の鬼怒沼に着くと、目の前には絵に描いたような美しい沼地と青い空と白い雲。それらが水面に映っているのも本当に美しいのです。とても静かで小鳥のさえずりが聞こえて、可愛い小さなお花がそこかしこに。
どの宿でも「登山弁当」として、おにぎりとお漬け物が入ったお弁当絵お用意してくれます。結構大きなおにぎりが2つ入っているのですが、体をうごかした後だからかペロッと食べられるし、綺麗な景色の中で食べるのでもの凄く美味しく感じます。
トレッキング上級者の方は尾瀬沼というさらに長距離のコースにチャレンジするのもいいと思います!奥鬼怒は本当に美しい自然に囲まれていて、普段都会に住んでいると同じ日本じゃ無いみたいだと思ってしまうくらいです。
奥鬼怒のおすすめホテル
加仁湯
まず最初にご紹介するのは、加仁湯さんです。部屋からは奥鬼怒の森や、滝や川などをみることができます。水辺や山肌からもやが出ているのがとても迫力があります。
お部屋は純和室で、窓を開けると緑や温泉の香りがふわっと香ります。お風呂ののおゆは白濁していて肌にまとわりつく感じのとろっとしたお湯から、透明でさらっとしたお湯まで、なんと5つの源泉を堪能することが出来ます。
そして、こちらは混浴露天風呂があるのも特徴です。カップルで行って、自然を見ながら混浴するのも楽しいですね!
そしてお食事がまたとても美味しいんです。山奥の宿!という感じの、山菜や川魚を使ったお料理や、珍しい鹿刺しなど。温泉はもちろん、お料理の満足度も高い旅館です。
手白澤温泉
次にご紹介するのは、手白澤温泉です。携帯の電波が完全に通じない、まさしく秘境です。携帯画面を見てみると電波が無い表示…なんだか不思議な感じです。
そしてお部屋は純和室です。こういう秘境に来るお客様達はみなさんワイワイ過ごすよりは静かに過ごしたい人が多いようで、何組か宿泊客がいても全く気になりません。
山奥だから、騒音は一切無く、驚くほど静かなんです。風では葉っぱがそよぐ音が聞こえるほど。手白澤温泉は一階建てで、お部屋の窓からは綺麗な草花が見えます。
軽く温泉に入って、楽しみにしていたお夕食!お品書きが可愛くて、テンションが上がります。手白澤温泉でも地元の食材を沢山使ったお料理を頂くことが出来ます。
中でも岩なの塩焼きは絶品です。焼きたてを持ってきてくれるからか、とても身が柔らかくてジューシー。盛り付けもオシャレなので、なんだか創作和風フレンチのようなお食事で、とても美味です。
そしてお風呂は内湯と露天風呂。こちらの露天風呂は、周りが山しか無いのでのぞき帽子の柵などは一切なく、目の前に大きな山がどーんとあります。この開放感がたまらないんです。
もう手白澤温泉は究極の非日常なので、ぜひ沢山の方に知って頂きたいです。
八丁湯
最後にご紹介するのは、日本秘湯を守る会にも登録している八丁湯さんです。
宿は本館とログハウスに別れていて、敷地がとても広いのが印象的です。館内は木を沢山使った造りになっていて、なんだかほっとする雰囲気です。お部屋はログハウスの方が和室タイプと洋室タイプ、そしてロフト付きの和室。そして本館が広さの違う2タイプの和室で、合計5つのタイプのお部屋があります。
100パーセント源泉掛け流しの温泉が魅力的で、男女共に内湯が1つずづと、女性専用の露天風呂が1つ、そして混浴風呂が2種類あり、沢山のお風呂を楽しむことが出来ます。
そしてお楽しみのお食事は、帳場のそばにある食堂で頂きます。畳の大広間に、テーブルがちょこちょこと並べられています。栃木で取れる旬の食材を使用したお料理は、どれもとても美味しいです。
山菜や川魚の塩焼き、きのこのお吸い物など、山奥のお宿ならではの献立。温泉にお食事、そしてすてきなログハウス調のお部屋にも癒やされる、素敵なお宿です。
奥鬼怒まとめ
奥鬼怒は東京からスペーシアで約2時間、さらにバスで2時間、そこからさらに送迎バスで数十分かけて行かなければたどり着かない場所なので、まず行く決心をするのにハードルが高いかも知れません。
しかし、行った時の満足感はまさに別格です!ぜひ沢山の方に知っていただいて、奥鬼怒の素晴らしさを感じていただきたいです。
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