出典：http://obikan.jp/page-7621/page-7623/
雄大な十勝平野に位置する帯広市。そこで行われる、おびひろ平原まつりは地域一のお祭りイベントです。
広々とした土地に住む人にありがちな穏やか気質の人々が、この時ばかりは思わず熱くなってしまう夏祭りです。長く厳しい冬の鬱憤を晴らすように、なんとも威勢のいいお祭り。それが、おびひろ平原まつりなのです。
8月のお盆時期に開催されるこのお祭りは、いくつかの催しで構成されています。
まずは、太鼓まつり。北海道全土から太鼓の演奏チームが一堂に会し、演奏を行う目玉イベントです。響き渡る音色は身体全体を振るわせるほどの大迫力。もちろん、地元の帯広からも出場します。
そして若者たち中心となり五穀豊穣を願う、夢降夜（ゆめふるや）。神輿を担ぐ、活気ある様が人々を魅了します。十勝平野で実る小麦の小麦粉を投げ入れて盛り上がる黄金穂投げ入れ、西暦の数だけパンを神輿から撒く夢パンまきが見どころです。
この時に撒かれるパンは、十勝産小麦100％。小麦生産量が豊かな十勝らしいお祭りですね。また、盆踊りは誰もが夏祭りらしい夜が楽しめます。参加団体ごとに揃えた浴衣やうちわ姿で、北海盆唄に合わせて踊りながらメインストリートを練り歩きます。
別途、こども盆おどりも開催され、飛び入り参加もOKという誠にオープンな雰囲気がたまらない盆踊りになっています。
これら以外にも街区イベントでは、縁日やビヤガーデン。見応え抜群のパフォーマンスが見られる、北の大地de大道芸フェスティバルも人気です。これらのイベントは場所と時間を変えて行われるので、このお祭りを制するためにはフットワークが大事。ゆっくり楽しみたい派よりも、ガツガツ行くぞという気合で楽しみましょう。
祭り会場は、JR帯広駅前一帯です。交通規制が厳しくなるので、足は電車が便利かもしれません。飛行機で遠方から訪れる予定の人は、とかち帯広空港が最寄りの空港になります。
そして、お祭り中に困ってしまうトイレについては心配ご無用。会場にほど近いホテル、食事処、お土産店などが協力店としてトイレを開放しています。開催中に配られるMAPに詳細が記載されているので、持っていると安心です。一声掛けて、気持ちよく使わせていただきましょう。
まさに町全体が一体となって成功へと導かれる、おびひろ平原まつり。食べ物がおいしく、伸びやかさが特長の人々が育み守ってきた夏恒例の行事は、魅力がギュッと凝縮した特別感満載のお祭りです。
帯広駅周辺でおススメしたい、納得の味が自慢のお店
生らむ店一桂（いっけい）
北海道らしいラム肉が食べられるお店です。溶岩焼きが一般的ですが、季節限定の鍋やデミグラスソース味のシチューはラム肉を熟知しているからこその料理。ラムのかつやたたきも試してみてください。
ぱんちょう
帯広名物である豚丼発祥の店と言われています。炭火で丁寧に焼いた豚ロースは丼からはみ出るほどのボリューム。香ばしい豚肉とタレが見事にマッチしています。豚丼だけのお店という気合の入れ様。豚肉の数で値段が変わります。
六花亭本店
言わずと知れた六花亭の本店で食べるスイーツは格別。持ち帰りも出来ますが、2階のカフェで食べるサクサクパイは本店限定です。ソフトクリームもたっぷりで、シェアしても十分なほど。
帯広のJR駅周辺のホテル
リッチモンドホテル帯広駅前
帯広駅徒歩1分と抜群に近いホテルです。駅近なので、お祭り期間中はレイトチェックインのプランがお得です。割安なので夜に寝るだけ派の人には特におススメ。
明るく清潔なお部屋も高評価を獲得しています。一人旅でも安心して宿泊できます。
天然温泉白樺の湯ドーミーイン帯広
駅から3分という立地ながらも天然温泉付きという有難いホテルです。空港からのバスも目の前に泊まります。温泉の効能が疲労回復というのですから、お祭りで疲れた身体を癒すにはピッタリ。美肌効果も期待大。
サウナ以外は夜中でも利用可能なので、遅い帰館でもちゃんと入れます。朝食バイキングでは豚丼もお腹いっぱい食べましょう。
ホテル日航ノースランド帯広
駅に隣接されている、ちょっと高級なホテルです。飛行機を利用する人にはとても便利で、空港からはバスで40分、乗車賃1000円。この連絡バスの発着所となっています。
素材にこだわった食事は、朝昼晩と全てのタイミングでサービスが行われています。チェックアウトが11時なので、利用交通機関に合わせて駅周辺の散策をするにも便の良いホテルです。
おびひろ平原まつりまとめ
大自然の中にありながら、美味しいものや温泉に恵まれた帯広。街の中は碁盤の目のように整備され、初めて訪れる旅行客でも歩きやすい街並みです。
そして、そこには広大な土地、人々の懐の深さをそのまま表しているかのような空気が流れています。この帯広の魅力を体感するには、1日ではとても足りないと誰もが感じることでしょう。でも、おびひろ平原まつりに参加すれば、おびひろの魅力そのままを垣間見られるに違いありません。
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