出典:By Crown of Lenten rose, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9940095
山形花笠まつりは、東北地方で行われている伝統まつりの4番目にエントリーするほどに華やかに行われるおまつりです。毎年100万人を超える人が集まるというのですから驚きです。集まる人たちは混雑覚悟で、何を見にやってくるのでしょうか。
気合の入った掛け声、花笠太鼓の独特で伸びやかな音色をBGMにして花笠を手にした踊り手が群舞する様は、慎ましくも艶やかとしか例えようがありません。特に踊り手の衣装である揃いの浴衣が美しく、にこやかに舞う姿にうっとり。
見ている観客さえも「ヤッショ」「マカショ」と声を出し、その場が一体となって盛り上がるのが山形花笠まつりの特徴です。
開催はいずれの年も8月5~7日と決まっています。山形駅から徒歩10分程度のメインストリートで行われるので、誰でも訪れやすいおまつりですね。また、このおまつりのいいところは、飛び入り参加が許されていることろ。
20名以下での参加と制限されていますが、18時から市役所前で30分間行われる輪踊りとパレードの最後尾がチャンスです。最後尾には飛び入りを歓迎するプラカードが目印ですから、直ぐに解ります。
普段着のままに嬉しそうに踊る子供たちに交じって、ぜひ花笠踊りを体感してみてはいかがでしょうか。初心者が多く、恥ずかしがらずとも大丈夫です。思い切ってやってみたほうが、見ているだけよりもずっと楽しいですよ。
同じ動作の繰り返しなので、前で踊る人のマネでOK。若い人ならば自然と覚えてしまえるシンプルな動きです。有名な「そろたそろたよ笠おどりそろた秋の出穂よりまだ揃ろた」「花の山形紅葉の天童雪を眺むる尾花沢」の歌詞に合わせて、山形人になりきってみましょう。
この花笠まつりは、昭和38年に地元の人たちが地域を盛り上げようと始めた夏祭りがきっかけです。その後、現在の花笠群舞を中心とするおまつりに変わりました。
つまり、他の伝統まつりとしては歴史が浅いにも関わらず、日本中に知れ渡っているのです。
テレビのニュースなどで夏を感じさせてくれるシーンとしてもお馴染みですね。おまつりの華やかさをアピールするのに一役買っている、ミス花笠の存在も忘れてはなりません。
残念ながら山形県内の女性しか応募できませんが、おまつりの開催期間中以外にも山形のPRに努める18歳から25歳までの女性4名が選ばれています。彼女たちはみなさん、健康美で溌剌としていますね。
この弾けるようなイメージこそが花笠まつりの魅力そのものなのかもしれません。
山形花笠まつり周辺のおすすめグルメ
おまつり期間中に外せない屋台グルメをご紹介しましょう。
まずは牛串です。山形が誇るブランド牛である米沢牛の牛串は、香りにノックアウトされてしまうほど。ジューシーに焼き上がったものを直ぐにいただくのが乙です。
柔らかく食べやすいので、屋台のB級グルメとは思えないほど。
香りで惹きつけられるという意味では、どんどん焼きも負けていません。東京の人にとってはもんじゃ焼きと説明するとイメージが湧くかもしれませんね。これを食べやすくしたものがどんどん焼きです。
割りばしに巻きつけてあるので、歩きながらでも食べられます。玉こんにゃくも屋台の物は味が染みていて、格別に美味しいおまつりの味。からしをちょっとつけて食べるのが地元流です。
これだけのメニューでもあちこちと食べ比べるとお腹いっぱいになります。
山形花笠まつり周辺のおすすめ宿・ホテル
花笠まつりは駅前の便の良い場所で行われるので、観光客の人たちでも解りやすく好評です。
でも、花笠を一緒になって踊れば疲れも倍増。はやり山形駅周辺の宿泊がいいでしょう。
ソーレインホテルズ
ソーレインホテルズは駅近でリーズナブルだからおススメ。宿泊費に見合ったサービスと割り切れば、非常に使い勝手の良いホテルです。部屋はシンプルながらも冷蔵庫などの最低設備も整っているので安心。
コンフォートホテル
コンフォートホテルは、コンビニが隣接されているのでいつ何時でも困りません。朝食とレンタサイクルの無料サービスがあるので、ぜひ利用してください。周辺にはたくさんの飲食店があるので、ホテルの人に好みを伝えて美味しいお店を紹介してもらいましょう。
山形国際ホテル
山形国際ホテルは、駅から少し離れた感がありますが、それでも徒歩圏内。おまつり会場からも近いです。
このホテルが人気の理由は朝食が充実している点で、ライブクッキングのオムレツ他、種類の豊富さが売りです。
アパホテル山形駅前大通
アパホテル山形駅前大通は、パン屋さんから届く焼きたてパンが朝食に提供され、しかも無料で食べられる点が大きな魅力。パンとコーヒーだけの軽いコンチネンタルスタイルですが、特に女性に好評です。
バスタブなしのお部屋もありますが、おまつり期間中は夏なのでシャワーだけでも問題ないでしょう。
山形花笠まつりまとめ
東北で4番目のおまつりとはいえ、参加できるといった意味ではなんといっても花笠まつりが一番です。
参加することで思い出もより一層深くなり、忘れられない夏となるに違いありません。そして踊り手が色鮮やかに映えるので、スマホ撮影にも最適。群舞を斜め前から撮ったり、一人の踊り手さんをクローズアップしたりすると花笠まつりらしいお気に入りの写真が撮れるはず。
踊って、見て、撮って、食べてと大忙しの花笠まつり。大いに堪能してくださいね。
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