鈍川温泉でのんびりゆったり、おすすめの旅館・ホテル

愛媛県にある鈍川温泉についてご紹介

鈍川温泉は江戸時代には今治藩の湯治場であったとされていますが、歴史的に大発展した温泉地とまではいかなかった理由のひとつに交通の不便さがあげられています。1952年にようやく道路整備がなされ、現在の温泉街が出来上がりました。

道後温泉、本谷温泉とともに鈍川温泉は伊予三湯と言われ多くの人に親しまれてきました。泉質は単純温泉で、源泉の温度は22度と低めです。源泉中のラドン含有量が多く、美人の湯として女性に人気のある温泉となっています。

周辺には鈍川渓谷があり、澄みきった水の流れに心洗われる気分になります。夏の暑い時期でも山奥の緑深い場所で聴く渓流の音は心地良く、秘境感もたっぷり得られることでしょう。

温泉街の宿からも渓谷は見えますが、遊歩道の付いた散歩コースもありますので、宿泊の際はぜひ立ち寄ってくださいね。

鈍川温泉から車で９kmほど走ると、野間馬ハイランドという所があります。ここは動物好きにはたまらない、可愛い馬がいっぱい。ご存知でしたか、野間馬というのは日本でいちばん小さい在来馬で、ポニーに分類されています。

可愛らしい馬を見ながら、大人も子供も癒されますね。乗馬体験も出来ますし、女性グループやファミリーでの旅行者に人気のスポットです。

次に鈍川温泉で宿泊できる所を幾つかご紹介いたします。

ここは今治ICから約10kmの渓流に近い旅館です。渓谷に建つ宿として、その造りは地上から地下まで。大自然の景色を楽しみながら滞在できますね。

客室はどれも和の趣のある室礼で、落ち着いた気分にさせてくれます。また、さりげなく置かれたマッサージチェアに宿の親切心を感じますね。旅の疲れを癒すアイテムとして利用したいです。

館内地下に設けられた大浴場は渓流を望む洞窟風呂となっています。また、滝見の湯と呼ばれる浴場からは渓流に落ちる滝の様子がダイナミックに観賞できます。

夕食は、名物の『いのぶた鍋』をぜひご賞味ください。この地方で出される料理は瀬戸内の魚介が多いのですが、それを押して、いのぶたをメインにしている宿は少ないです。

もちろん魚介のコースもオーダーできますが、いのぶた鍋とキジ鍋は、なかなか食べる機会が無いですから、都会から訪ねて行く人には珍しい食材かと思います。

また、渓流で釣れるアマゴの炭火焼きなどもこの宿ならではの料理ですね。地酒とともにお楽しみください。

此処も鈍川の渓流沿いに建つ宿です。総部屋数31室という、この辺りでは中規模の旅館。客室は和室中心で大小それぞれ用意がありますので、宿泊人数が多くても対応可能です。

部屋の窓からは渓谷が見下ろせ、緑あふれる景色を眺めながら寛ぐことが出来ます。また、温泉も渓谷を眺めながら入れる場所にあります。館内の大浴場は岩風呂でダイナミック。大浴場併設の露天風呂では渓谷の風も感じられます。他には、源泉かけ流しの家族風呂も完備。プライベートの利用に有難い設備です。

お料理はキジ大鍋がお薦めです。また、やはりこの宿でも鈍川名物いのぶた鍋も人気のメニューです。その他、この地方で採れる山里の素材を用いた料理が振るまわれます。

こちらも鈍川渓谷の自然の中に位置する宿で、他の宿とさほど立地は変わりないのですが、お料理の種類も豊富で宿泊プランも多様です。お好きなお食事を組み込んだプランでのご予約をお奨めいたします。

お部屋は和室で、大小幾つかご用意がありますので、大人数でのお泊まりも二間続きの和室を利用いただけます。

お風呂は宿自慢の一枚岩を使用した岩風呂の他に家族風呂もご用意。予約制で貸切り風呂にも対応していますので、予約時あるいは宿泊時にご確認ください。

お料理は通常の会席料理のほかに、ワンランクアップした贅沢会席もご用意。その他、食材に特化したいのぶた鍋会席やキジ鍋会席、海の幸会席などを取り揃えてご用意しています。宿泊予約の際にお好きなメニューからお選びくださいね。

朝食はスタンダードな旅館の朝ごはんといった感じのものです。ハムエッグに生野菜と焼き魚、豆腐や納豆、海苔などと炊き立ての白ご飯が出てきます。旅館の朝ごはんって、なぜかたくさん食べられますよね。

いかがでしたか、鈍川温泉の宿３つ。かつては交通の不便さから何度も集客を断念した温泉地ですが、今では秘境の宿と言われるほど、わざわざ此処を訪ねてくる人が居るほどです。

自動車での移動は欠かせない手段ですが、四季折々の渓谷の様子を楽しめる数少ない温泉地ですね。春、新緑の季節から夏の渓流釣りを楽しむ季節。また秋には紅葉が観られますし、冬場は雪を観ながらの入浴も贅沢で良いですね。

周辺の観光スポットと合わせて、グループ旅行や家族旅行の計画に鈍川温泉を入れてみてはいかがでしょうか。自然を感じられる素晴らしい旅行になること間違いないでしょう。