現存天守12城の一つに数えられている備中松山城の見どころ

備中松山城

皆さんは天空の城と聞いて、何処のお城をイメージされますか。近年とても有名になったのが兵庫県の竹田城跡ですよね。でも、現存する天守で天空の城とよばれるお城があるのですよ。

なぜ天空の城かと言うと、標高430mの山の上に建ち、日本国内のお城では最も高い位置にあるからなのです。日本には、三大山城と呼ばれる、山の上に建つ城が三つあります。その中でも天守が残っているもの、それが岡山県高梁市にある備中松山城なのです。

ちなみに、三大山城の他の二つは大和高取城と美濃岩村城で、どちらも城跡呑みで建物は現存しません。

 

岡山県下には現在大小116ものお城があり、備中松山城もそのうちの一つです。ご存知でしたか。四国愛媛県の松山城と区別するために、岡山県の松山城は、備中松山城と呼ばれています。現在、国の重要文化財の指定を受けていて日本の100名城にも登録されています。

 

敵軍の攻防を考慮してか、山の上に建つ城は現在も建物に近づくには駐車場に車を停めてからも山道を二十分ほど歩かなければ行けません。実際のところ、この松山城は過去に何度も城主は変わったものの、戦火で焼け落ちることもありませんでした。

元々の築城年は1240年とされていますが、改修を繰り返した後、江戸時代には松山藩が置かれ、現在私たちが目にすることのできる建物は江戸時代のものです。

現在は高梁市の管理するお城となっており、市にとっても大切な文化財なのです。

 

美しい白壁と黒い屋根のコントラストが印象的な松山城は、周囲の自然と相まって素晴らしい眺めですよ。

また、天守からは高梁市内が一望出来ますし、季節的にタイミングが良ければ雲海を観ることもできます。
たなびく雲間に見る備中松山城は幻想的な雰囲気を醸しだしています。

秋から春にかけての早朝などに雲海が発生することが多いので、その時期を狙ってみるのも良いかも知れませんね。

 

備中松山城へは列車とバスを利用する行き方と、マイカー利用での行き方がありますが、いずれも山の八合目辺りまでしか車は入れませんので、そこから先は天守まで徒歩で向かうことになります。

傾斜のある山道や石段を歩くことになりますので、底のしっかりとした歩きやすい靴で行かれることをお奨めいたします。

備中松山城の最新の詳細事項等情報については高梁市の公式ページよりご確認くださいね。

 

備中松山城周辺のグルメスポット

方谷庵

こちらは手打ちそばで有名なお店です。つなぎを使わない十割そばが人気メニューで、お客さんたちからの評判も上々です。早朝から松山城を見学した後、ランチに立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

 

五万石

こちらはお好み焼きのお店です。お好み焼き各種と焼きそばや麺類の豊富なメニューからお好きなものをどうぞ。女性ばかりなら種類の違うものをオーダーして、シェアして食べるのも良いですね。

 

魚富

高梁駅近くのお寿司と魚和食のお店です。鮎の時期にはフルコースもあるようで、鮎目当てに来店するお客さんも居るほどです。ランチ営業もしているのでお城見学のあとにどうぞ。

 

備中松山城周辺にある宿・ホテル

ラ・フォーレ吹屋

高梁駅からは車で約60分。吹屋ふるさと村と呼ばれるエリアには明治時代からの面影を残す古い町並みがあります。そんな町に建つラ・フォーレはお料理自慢の宿です。

国産松茸の会席料理や海鮮鍋のコース、あるいは、猪の肉を使ったしゃぶしゃぶボタン鍋など、盛り沢山のメニューからお好きなコースを選んでいただけますよ。

 

吉備高原リゾートホテル

その名の通り高原のホテルで、気持ちの良いロケーション。2015年にはレストランも館内に新設しました。お料理には瀬戸内の新鮮な魚介類と地元産の野菜や山菜を取り入れて、会席風に御提供します。

 

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新見ビジネスシティーホテル

JR新見駅から徒歩7分の駅チカホテルです。低料金で宿泊出来るので女性の一人旅やグループ旅行でも各々にシングルの部屋をリザーブして行かれると良いですね。

ホテルの近くにはスーパーマーケットもあり、ちょっとした軽食を買って持ち込んでも良し、便利ですね。

 

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備中松山城まとめ

日本国内には大小合せて幾つお城が存在するか御存知でしょうか。城跡だけのものも含めると、その数は万を超えるといいます。そんな中で、備中松山城は全国の現存天守12城の一つに数えられています。

松山城は希少なお城だということが解りますね。

 

最近では歴女ブームもあいまって、歴史好きの女性ばかりのグループがお城をめぐる旅もありますし、実際観光の場面ではよく見かけます。

お城の見学は歴史だけではなく、建造物の素材や工法などの仕組み、其処に建てられた意味を知ることが出来、見ればみるほど、より関心の深まるものです。

 

春の桜や紅葉の季節など、四季折々に見ごたえのある景色に溶け込むお城をご覧になってはいかがでしょうか。日本全国、お城めぐりの旅も良いものですよ。

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