山形城についてご紹介
山形県を代表するお城で、1357年に斬波兼頼により築城されたお城です。地元の方からは霞城公園と呼ばれる事の方が多いと言います。
かつては、57万石もあった日本屈指の敷地面積を誇ったのですが、領主が相次いで交代したためにお城の規模がどんどんと小さくなっていきました。戦前には、軍事施設、戦後はスポーツ公園になり市民にとっては憩いの場所にはなりましたが、史跡としてはなくなりつつありました。
このままでは、国指定史跡としての認定が取り消される事もあるという事を懸念して山形市は、お城の復元と発掘調査に取り組み始めました。
圧倒的に古い資料や写真が不足しているようで難航している様なので、現在でも資料や写真を所持している方を募集しているそうですよ。門と土塀は既に復元されましたが、他の場所の復元も期待されています。
途中、最上義光騎馬像があるのですが凄い躍動的で本当に動き出しそうな銅像で、カッコいいですよ。
お城と現代がマッチしていて二ノ丸東大手門橋の下の濠の横には、山形新幹線が走り抜けていくのです。山形城の特徴はいくつかあり一つは、お城の本丸よりも城下町の方が高く作られている。という事です。
通常お城というのは、山城などの天守閣となる部分は高い所に建てるのが普通なんですが、山形城は、二の丸、三の丸の方が本丸よりも高く作られています。全国のお城の中でも珍しいという事ですよ。
そして、二つ目は、三の丸の出入り口が11か所もあるという事です。斬波兼頼は、阿弥陀仏を拝んでいて最上家は、多くのお寺を残しています。
仏様への信仰心が強く出入口を11か所作った理由は、吉の字を表していて、縁起が良いものとして造られました。縁起にはこだわっていたようで、署名のハンコにも七の字を彫っていたそうですよ。自分の名前以外にもそのような彫り物をしていい事にも驚きました。
三つ目は、都市全体がお城になっている事です。通常お城というと、城周りは、武家屋敷を配置していました。
山形城に関しては、二の丸から三の丸の間がとても広く235万平米あります、江戸城が230万平米なので山形城の広さの凄さが分かるかと思います。その3ノ丸には、武家屋敷のみならず商業、お寺なども入っています。
現在の山形城、霞城公園内は桜の名所でもあり季節になると1500本のソメイヨシノ、エドヒガンが咲いてお花見スポットになります。
夜には、桜がライトアップされて幻想的な夜桜を楽しむことが出来ますよ。この桜の時期になると、一般公開される東大手門の中には、写真、映像と桜の展示品があります。発掘して収集した瓦や一文字石垣の現物、ミニチュアの山形城もありますよ。
山形城周辺のおススメのグルメ
そば処紅山水紅の蔵
大正レトロの建物が素敵なお蕎麦屋さんで、旧家で味わう石臼挽きの絶品そばが食べられます。
挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわっていて、太目で硬いこしのあるそばで、女性にも嬉しい紅ご膳という定食の様なものも頂けますよ。
第二公園山長
地元の方からも人気のラーメン屋さんで、氷が乗った樹氷ラーメンは、塩味が効いていてあっさりと食べられます。透き通ったスープに鶏のテリヤキなどがとてもボリュームがあり嬉しいですよ。
その時により添えられている果物が変わり、メロンの時もあれば、イチゴの時もありますのでひそかな楽しみですよ。夏場限定メニューで、それ以外の季節には、山形山菜ラーメンがいただけます。
山形城周辺のおススメのお宿
日本の宿古窯
蔵王連峰を望む山形盆地に位置するかみのやま温泉が楽しめるお宿です。
入れば美人になれると言われていて女性にはとっても嬉しい効果がある温泉です。美肌効果、アンチエイジング、デトックス効果、ダイエット、心のセラピーまでしてくれる最高の温泉です。
浸かった翌日のお肌を見るのが楽しみになりますよね。大浴場、展望風呂、そして貸切風呂があり色々な種類のお風呂に入れるのもわくわくします。
御料理は、素材を知り尽くした料理人が山形の素材にとことんこだわって出してくれます。米沢牛や、山形牛はとろける美味しさで幸せを実感できます。
山形と言えばお米も絶品ですが、その中でもつや姫という品種を使用していて、白さ、つや、甘みが特徴でご飯が美味しいと本当に幸せな気分になれますよね。野菜も契約農家から仕入れていて、朝食のビュッフェでは新鮮朝取り野菜が頂けますよ。54種類の豊富な朝ビュッフェ楽しみですよね。
館内には、生花が沢山飾られていて四季によって変化し、くつろぐ空間が広がるお部屋も大変満足度が高く、種類豊富なお部屋から自分好みの部屋を選べますよ。
山形城まとめ
過去のお城の跡がかなり失われて、復元や跡地を残すのみとなっている山形城ですが、地元民からは憩いの場として愛されていて復元が行われています。
他の見どころとしては、霞城公園内には、重要文化財旧済生館本館、山形市郷土館があります。明治に実際に使用されていた県立病院でその洋風な建物は、三層楼からなっています。
屋根はドーム型でステンドグラスを使用しています。洋風の建物なのですが、造ったのは実は宮大工さんだったそうで、日本建築の匠を活かした擬洋風建築です。たったの7か月間で完成させたと言われており評価の高い建物ですので是非見て行ってくださいね。
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