丸尾温泉の紹介、見どころ
丸尾温泉は、霧島温泉郷の主要な存在であるため霧島温泉と呼ばれることもあります。泉質は、食塩泉・単純硫化水素泉・硫黄泉で源泉温度は36~80℃と差があります。湯量が非常に多いため、温泉地の至る所で湯煙が見られます。
霧島観光において主な見どころとされ、夜の温泉街には歓楽要素もあり重宝されています。丸尾温泉が発見されたのは1819年と言われています。近年、温泉街の街並み整備が進んで温泉街らしさを感じさせる雰囲気に統一されてきています。店頭に足湯を設置する土産店も見られます。
霧島温泉郷の中心エリアに霧島温泉市場があり、観光案内所や霧島の物産店・飲食店などが入っています。丸尾温泉の蒸気を利用して作った温泉玉子や紫芋の餡が入った温泉まんじゅうなどが販売されています。
COFFEE HOUSE 空のふもとでは、長崎出島でしか味わうことが不可能だったと言われるコーヒーを1865年(慶応元年)頃の焙り方を忠実に再現することで、坂本龍馬が愛した珈琲として現在も味わうことができるようになっています。
丸尾温泉おすすめの旅館、ホテル
美肌温泉の宿 霧島温泉静流荘
霧島の大自然に囲まれた静かな温泉宿です。春になると渓流の音が聞こえ、樹木のライトアップを楽しむことができます。誰にも邪魔されない自分だけの時間を過ごすことができる貸切露天風呂や貸切風呂内湯が無料で利用することができます。
露天風呂付客室である霧水木の部屋では、自分の入りたい時に好きなだけ入ることができる露天風呂が用意されています。寝湯付客室にはテラスに寝湯があり、ゆっくり腰も伸ばすことができます。足湯客室では足湯を楽しみながら自由な時間を過ごすことができます。
他にも離れ風露天付き特別室が3室、展望露天風呂付き客室が3室あります。有料になりますが、エステやマッサージのサービスが提供されています。
個室タイプに作られたお食事処があり、ゆっくりと食事を味わうことができます。鹿児島県の自慢である黒豚しゃぶしゃぶがお勧めです。
旅行人山荘
丘の上に建つ静かな宿で、錦江湾や桜島を見渡すことができます。自然を感じる小鳥のさえずりや、葉が風になびく音を聞きながら入浴ができる貸切露天風呂があり、45分間無料となっています。
大隅の湯は大浴場に続く露天風呂で、光の具合によって空を反映した湯が碧く見えます。赤松の湯はまさに赤松林に囲まれた貸切露天風呂となっています。森林浴を同時に味わうことができる露天風呂です。
有料になりますが、エステやマッサージのサービスとカラオケ施設が用意されています。海外からも来客があり、風呂だけでなく食事や清潔感にも満足されています。
心くばりの行き届いた宿で、おもてなしの素晴らしさに訪れる人が心から癒されています。タイミングが良ければ、部屋から小鹿を見ることができます。
摘み草の宿 こまつ
部屋とは別ですが貸し切りの露天風呂があり、利用の際の予約は不要です。木々に囲まれ、風情を楽しむことができます。全部で6部屋だけの温泉宿で、1部屋ごとに内湯・露天風呂が用意されています。
土筆(つくし)の部屋は書斎を思わせる縁側があり、和と洋を楽しむことができます。露天風呂は岩風呂となっています。大島紬・蒲生和紙・宮之城の竹・竜門司焼など鹿児島特産の材料が使われた部屋です。芹(せり)の部屋は出窓コーナーが窓辺にあり、珈琲などを楽しむことができます。ロッキングチェアが洋室に置かれ、ゆっくり過ごすことができます。
露天風呂は陶器風呂となっています。蓼(たで)の部屋にはケヤキの木を加工せずにそのまま湯船に利用した露天風呂があります。縁側がフローリングになっていて、クラシックなテーブルと椅子が用意されていて、読書などを楽しむことができます。蕗(ふき)の部屋には五右衛門風呂をイメージした元禄風呂が露天風呂になっています。
全体的にオレンジの柔らかい光の部屋で、応接間タイプの洋室があります。全室とも内湯からも外の自然を見ることができる構造になっています。
1階の共有スペースでは様々な模様をあしらった浴衣の貸し出しも行っています。普段あまり身につけない浴衣を着ることで、露天風呂や内湯の後に過ごす時間もゆったりとしたものになります。
丸尾温泉まとめ
自然や温泉だけでなく、食事や宿のおもてなしで日頃とは違う世界へ導かれます。せっかく訪れるのであれば、日常の忙しさや考えごとから一旦離れ、リフレッシュすることに時間を使っても良いと思わせる内容で溢れています。宿で癒され、温泉で心身を癒され再び訪れたいと思う温泉街であることは確かです。
温泉玉子は勿論、紫芋の餡が入った温泉まんじゅうや坂本龍馬が愛した珈琲、そして鹿児島の黒豚は宿や市場を訪れた際には是非、一度は味わいたいものです。歴史ある温泉街ですが、リニューアルされた宿もあり、気持ちよく過ごすことができます。
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