日本では、ファッションの国として知られる「フランス」正式には「フランス共和国」と言います。現在は単一主権国家ですが、古くは王国でした。その革命の悲喜こもごもは、多くの文学作品やエンターティメントに取り上げられています。
国歌はラ・マルセイエーズ、有名ですのでお聞きになった方も多いでしょう。複雑に折り重ねられた歴史と文化の国「フランス」は、観光にも人気があります。首都は「パリ」、公用語は「フランス語」、通貨は「ユーロ」です。
パリ
首都「パリ」は、花の都と呼ばれ、多くの方々に親しまれています。
パリで見逃せないものは多く、かの有名な「エッフェル搭」、「凱旋門」、「コンコルド広場」は、見逃せない基本の「パリ」観光になります。
「エッフェル搭」は、パリっ子が誇りにするタワーです。パリ万博の時に建造され、当時としては先進的な技術が多く使われた、画期的なものでした。今も洗練された姿ですっくと立っています。「鉄の貴婦人」と呼ばれるのも、むべなるかなです。
「凱旋門」と、「コンコルド広場」は「シャンゼリゼ通り」で結ばれています。巨大で壮麗な門を眺めれば、これぞフランスと言う気分に浸れます。「エッフェル搭」は展望台の営業もしていますので、下から眺めた後は、上から眺めるのも楽しいです。
地続きですので、「シャンゼリゼ通り」のマロニエ並木を散策して、パリっ子を気取ってみてはいかがでしょう。カフェが多く、オープンカフェで一休みもいいでしょう。
また、この界隈は有名ブティックが軒を連ねていますので、とても有力な「お土産調達の候補地」です。
散策の折には、「セーヌ河」も見どころです。歴史の証人としてパリを見守ってきたセーヌ河、両岸や、中洲の「シテ島」には、積み重ねた歴史の遺産が多いです。史跡をまとめて見られます。建造物は古代から近世まで様々です。「パリのアパルトマン」のたたずまいも、眺められます。
「パリ市街」から、日帰りで「パリ近郊」の風景を楽しむのも楽しいです。
田園地帯「イル・ド・フランス」に立ち寄りましょう。「フランスの首飾り」と呼ばれ、親しまれるエリアです。
「ベルサイユ宮殿」は、無理をしても見たい観光ポイントです。
とにかくものすごく広いです。この場所については、コミック「ベルサイユの薔薇」で、ブルボン王朝時代のことが取り上げられていましたね。「鏡の間」には578枚もの鏡がはめ込まれています。贅沢の概念がくつがえる迫力があり、往時の王朝の繁栄をしのべます。
「ベルサイユ宮殿庭園」はフランスの庭の傑作です。全部みるのは難しいかもしれませんが、運河、花壇の特徴的な意匠、ギリシアのデザインを取り入れた彫像に注目してみてください。
「シャルトル大聖堂」も、とても有名ですね。これぞフランスの教会と言える見事な姿です。フランス人にも大人気の観光スポットです。
「フォンテーヌ・ブロー」は王家の狩猟につかわれていた森にある宮殿です。フランソワ1世が建造したのち、歴代の王に利用されてきました。当時の貴族の暮らしぶりを垣間見る、観光スポットです。
ある程度、時間をとれるようでしたら「ルーブル美術館」は、ぜひ見たいところです。このためだけに長期滞在する観光客もいる、とても有名な美術館です。1日では厳しいので、「美術館のコツ」をお教えします。それは、順番には見ないことです。
概要のガイドを手に入れて、「一番見たいものを真っ先に見に行く」のが、時間が限られた美術館や博物館の鑑賞のコツです。
他に、「ロダン美術館」、「マイヨール美術館」、「ピカソ美術館」、「オルセー美術館」、「国立ドラクロワ美術館」、「ギュスタヴ・モロー美術館」、「バカラ美術館」、「ロマン派美術館」などなど、パリには美術館が数多くあります。
首都パリから離れた観光
「モンサンミッシェル」をルートに組みましょう。非常に有名で評価が高いです。
ここは、海の岩山の上にある、世界でも特異と言える宗教施設です。大天使ミカエルのお告げから場所が決められ、オベールという司教が建立しました。現在では修道院になっています。
尖塔には、ミカエルが剣を振りかざし威勢を誇っています。灯台になっている「ガブリエルの搭」、断崖に立つ「サント・オペールの礼拝堂」など、要塞や牢獄になったこともあるこの教会は、男性的な景観と言えましょう。
巡礼者が歩いた「グランド・リュ」の坂道を歩き、名物のオムレツを頂きましょう。
「ノルマンディー」や「ブルターニュ」地区では、ワインの産地がありますので、本場のワインに舌鼓を打つのも楽しい思い出になります。もちろん、お土産にしても喜ばれます。
この地域では、そば粉のガレット、羊の料理がおいしいですから、ワインとあわせて、ご当地らしさを楽しめます。
「コート・ダ・ジュール」は、これも有名な観光地です。国内外の人気も高いので、時間が許すなら足を延ばしたい地域です。
「ニース」、「カンヌ」、「アンティーブ」、「エズ」、「マントン」はこのエリアです。「紺碧海岸」の名にたがわず、青い海が広がり、光あふれる田園は、リゾートにセレブもやってきます。「モナコ公国」もこの並びにあります。
「ニース」の、「天使の湾」は、白くなだらかに弧を描いた白砂の海岸に紺碧の海がすばらしい眺めです。「マティス美術館」がこの地にあります。
中世の息吹を感じたいなら「エズ」を訪れましょう。「鷲の巣村」の断崖絶壁の上の村が見どころです。
「アルル」は、ゴッホが愛した街です。実は、故土井ローマ時代の遺跡が豊富です。「紺碧海岸」をたどる旅は、アートと歴史に満ちています。
「マントン」も、ジャン・コクトーが愛した街として知られています。彼の手による壁画がある、市庁舎の婚礼の間に立ち寄りましょう。
「アンティーブ」は城塞が特徴的なところです。「ピカソのアトリエ」は、今は、美術館になっています。
「カンヌ」は映画祭で有名です。ここは漁村ですので、散策すると、セレブな雰囲気と素朴さが入り混じっていて面白いです。
「モナコ公国」は、あの「モナコ」です。グランドカジノで運試しをしますか?
「プロヴァンス」には、香料の原料の名産地が多いです。「ラベンダー畑」は、季節には地平線まで一面がラベンダー色に染まり、一生に一度は見るべきと評判です。
広大な生産地帯に、真正のラベンダーが無数に植わっています。乾燥した気候が適しているのです。このラベンダーが香料になるのですが、生きているラベンダーが風に揺られて香ります。
格別の素晴らしい風景は、6月下旬から8月前半がシーズンです。シーズンが合えば、少々無理しても見る値打ちがあります。
まとめ
フランスは見どころが非常に多いです。一度では味わいきれないですので、リピーターが多いのもうなづけます。都市型観光にもよし、お買い物にもよし、田園でナチュラルな旅もできますし、海を楽しむ旅もできます。
多面性があり、地域によって表情が変わります。ぜひ、旅行先に選んでみてください。
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