四国の道後温泉についてご紹介
道後温泉といえば、日本各地の温泉の中でも真っ先に名のあがる温泉地の一つではないでしょうか。日本三古湯に名を連ねているほどですから、四国一有名といっても過言ではありませんね。どれくらい古くからあるかと言いますと、その歴史は3,000年も昔に遡るとされています。
人々の言い伝えによると、白鷺が傷めた足をこの地の岩間から流れ出る湯に当てていると、みるみる傷が癒えて飛び立って行ったということです。その神話の名残から、今でも道後温泉本館の屋上には鷺の像が置かれています。
道後温泉をおとずれたら、まずは道後温泉本館にお立ち寄りください。此処は、いわゆる銭湯と同じ扱いで宿泊の施設ではありません。ただし、休憩の間は料金を払えば利用可能です。
入浴のみ、入浴と休憩のセットなど時間に余裕のある方はゆっくりと寛ぐことが出来ますし、よその土地への移動途中の方は短時間での入浴も楽しめます。歴史的な建築物を観るだけでも価値ありますので、道後温泉本館へは話のネタとしても是非ともお立ち寄りください。
街の中には、坊ちゃん列車と呼ばれる路面電車が走り、周辺観光の足としても利用されています。また、道後温泉本館改築から100年を記念して作られたカラクリ時計は1時間おきに小説坊ちゃんに登場する人物たちが時計の中から出てくる仕掛けです。扉が開いて出てくる様子が可愛らしいです。ぜひ、定時にご覧ください。
道後温泉の宿にはお薦めが多すぎて迷うところですが、幾つかご紹介いたします。
道後温泉おすすめの旅館、ホテル
茶玻瑠(ちゃはる)
道後温泉本館にもほど近いこの宿は、道後で唯一屋根の無い露天風呂というのが売りです。全71室という大型の旅館で宿泊客も国内外を問わず年じゅう多いです。
温泉は大浴場のほかに露天風呂もあり、特に週末の女性用露天風呂にはバラの生花をちりばめた『バラ風呂』が用意されます。甘く気品に満ちたバラの香りを満喫しながら星空を眺めるとお姫さま気分ですね。
お料理はメインとなるレストランが2ヶ所あり、宿泊予約の際に選べます。和食・和洋食・フレンチなど、愛媛のご当地食材を使用してシェフが腕を振るいます。個室でのお食事も出来るので、カップル旅行のプライベート感も保てますね。
ふなや
路面電車の道後温泉駅を下りて徒歩3分という立地の良さから宿泊客が絶えません。創業380年を超える老舗のハイクラス旅館です。
この宿は、どのお部屋も素敵な和洋室が多いのですが、特にロイヤルスイートの造りはすばらしく、京都の数寄屋造りの建物を多く手がける匠の仕事を肌で感じることが出来ます。
ロイヤルスイートといっても、手の出ないような価格ではなく、年に一度の贅沢旅行なら泊まってみようかな、と思える宿泊費なので、一度チェックしてみてください。自分のため、大切な人との時間のために極上のプライベート感が得られますよ。
温泉は内風呂も露天風呂も浴槽の造りにこだわって、天然の石や岩を使用しています。あふれ出る温泉を贅沢にご堪能ください。
宿の食事は瀬戸内産の魚介類を中心とした会席料理のほか、お好みに応じて宿泊予約の際に選べます。
花ゆづき
こちらも道後ではハイクラスな旅館としてたくさんの方に利用されています。温泉は内風呂と露天風呂のほかに、客室にも露天風呂が付いているお部屋が数室あります。また、足湯つきの客室もあり、食事の前や寝る前に足を浸して寛ぐことが出来るので女性には人気です。
宿の料理はご予約時に様々なコースの中から選べます。瀬戸内の魚を中心とした会席料理のほか、伊予牛をふんだんに使用した肉のコース料理も人気があります。
こちらの宿では、オプションで色浴衣の貸し出しをしてくれますので、道後の街を散歩するのに色浴衣で出掛けられると良いですね。旅の記念写真も絵になりますよ。
宝荘ホテル
此処のホテルは、城観の湯と呼ばれる露天風呂があり、松山城や松山市街が一望できるのが魅力です。昼間も良し、夜景もまた良しで、何度でも温泉を楽しみたくなりますね。
館内には石鎚の湯と呼ばれる岩風呂のある大浴場も完備していて、大きな窓からは採光もたっぷりと注ぎ、松山の街を見渡せます。
食事は、夕食は基本的に客室で食べられるようになっています。グループ旅行や家族旅行でもプライベート感を保てますね。
料理は瀬戸内の海で獲れた新鮮な魚介を中心に、会席やコース料理、鍋料理など、様々なバリエーションで提供されます。ほかには伊予牛のステーキも人気のメニューです。ブランド牛の旨味をぜひご堪能ください。
道後温泉まとめ
道後温泉のお薦め宿をご紹介しました。まだまだ紹介しきれない宿がたくさんありますので、ご紹介した宿に限らず何度でも訪ねていただきたい魅力ある温泉地です。
道後の街自体は、それほど広域でもなく、路面電車の道後温泉駅を中心に徒歩でも移動可能なところに温泉宿がたくさんあります。
四国の他の地域を旅行する通過点として立ち寄るのも良いですし、のんびりと温泉を楽しむためだけに癒しの旅に出掛けるのも良いですね。街全体の空気感から、他にはない温泉地の雰囲気を感じ取れること間違いありません。
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