岩蔵温泉の紹介、見どころ
東京の青梅市は黒沢川沿いにある岩蔵温泉は、東京で唯一の温泉郷と呼べる地域だと言われています。
都心から1時間程度で訪れることができる、埼玉県との県境に広がるその一帯は、気軽に都会の喧騒から逃れてのんびりとくつろぐにはもってこいの場所だと言えるかも知れません。
この岩蔵温泉は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説に登場し、戦いで受けた傷をその温泉で癒したという言い伝えがあります。泉質はアルカリ性の硫黄泉で、切り傷や皮膚病の治癒効果、及び糖尿病や婦人病にも効能があるとされています。
周辺はそれほど山深い訳ではないので、ハイキングやサイクリングを楽しむにも最適で、近くの渓流では魚釣りも行えます。秋の温泉シーズンには紅葉を楽しむことができることから、観光客が多く訪れています。
電車でのアクセスが良いので、宴会や祝い事、法事などでこの温泉郷の宿泊宿が利用されることも多くなっています。その為、比較的大きい宿泊宿では宴会場を用意していることがほとんどで、それに合わせた宿泊コースを用意しています。
岩蔵温泉は本格的な温泉郷と呼べるほどの規模ではありませんが、都心から気軽に訪れることができるアクセスの良さから、リピーターも多く、気軽に自然と触れ合いたい人にも人気のスポットだと言えるでしょう。
岩蔵温泉おすすめの旅館、ホテル
岩蔵温泉郷「司翠館」
この「司翠館」は大宴会場を用意していることから、その利用が目的の宿泊客が多いのが特徴です。この旅館ではもちろん料理に力を入れており、四季折々の食材をふんだんに使用した自慢の割烹料理を提供しています。
客室は和室が10室あり、温泉は大浴場があります。温泉は日帰りでの利用もできます。また、日帰りの宴会も可能で、当日の予約も行っています。
駐車場も用意されていますが、団体客用のマイクロバスによる送迎を行っており、30名以上での利用の場合は全館貸切にすることができます。
最寄りの鉄道の駅は西武池袋線の飯能駅で、車で7、8分程度の距離なので、公共の交通機関を利用したアクセスの良さは抜群です。もちろんごく普通に温泉宿として、2名以上から宿泊が可能ですが、主に団体客に利用される割烹旅館だと言えるかも知れません。
蔵造りの宿「かわ村」
温泉宿「かわ村」は、蔵造りの老舗旅館です。都心から1時間程度という場所から、日帰りでの小旅行にもよく利用されています。
客室数は14室で、友達同士や家族旅行から、団体客にも対応したそれぞれの客室があり、食事は団体の場合は食事部屋で一緒に楽しむことができます。
温泉は露天風呂の他に、ジャグジー風呂も用意されていますが、日帰りでの温泉のみの利用はできないので注意が必要です。日帰りには専用の日帰りコースが用意されているので、日帰りで温泉を楽しみたい場合はそちらのコースを利用してください。
駐車場は25台分のスペースがあり、最寄りの飯能駅までの送迎も行っています。飯能駅までは車で10分程度の距離の為、タイミングが合わない時にはタクシーで移動をしても問題のない距離です。
この「かわ村」は、団体客にも対応していますが、主に友達同士や家族旅行としての利用に向いている温泉旅館だと言うことができそうです。
東京の奥座敷「儘多屋」
儘多屋は「ままだや」と読みます。岩蔵温泉では老舗の温泉旅館で、その創業は明治時代です。奥多摩の観光の拠点として利用されることも多く、団体客用の宴会場も用意されています。
客室数は9室で、宿泊は2名以上での利用になります。日帰りの昼食付きのコースもあるので、都心からのアクセスの良さを利用した日帰り小旅行にはもってこいです。
温泉は男女別の露天風呂が用意されており、料理は有機野菜を使用したヘルシーな献立が中心になっていることから、女性にも人気の宿泊宿です。
駅までの送迎は行っていませんが、飯能駅から車で10分程度の距離の為、アクセスに困ることはありません。また、飯能駅からはバスでのアクセスも可能で、「岩蔵温泉」バス停から100m程度です。
このように、「儘多屋」は日帰りの小旅行での利用も多く、団体客にも対応している温泉旅館です。都心から電車とバスを合わせても1時間強で訪れることが出来るので、気軽に温泉を楽しみたい人にはうってつけの温泉旅館です。
岩蔵温泉まとめ
団体客の利用が多い温泉郷だと言えます。岩蔵温泉は温泉そのものが目的ではなく、団体客の宴会などで利用されることが多い温泉郷だと言えます。団体客を意識した温泉宿が多いのもその為です。
アクセスの良さから日帰りでの小旅行によく利用されるのも特徴で、気軽に都会の喧騒から逃れて自然や温泉を楽しむことができるのがリピーターが多い所以でしょう。
最近では都内でも温泉を使ったスーパー銭湯なども多くなり、都心でも温泉を楽しめる施設がありますが、その都心からちょっとだけ足を伸ばして、露天風呂で温泉を味わってみてはどうでしょうか。
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