玉川温泉の紹介、見どころ
秋田県の仙北市にある玉川温泉は、国内の温泉で一番の湧出量として知られる温泉です。日本で最も強酸性の湯で、1分間に約9,000Lも湧き出しています。湯が湧き出る大噴(おおぶけ)の下流では湯の花が採取されています。
ラジウム温泉の一種であるため放射能泉とされていますが、大量の放射線は体に良くない影響があっても、少量であれば逆に良い効果を与える可能性があると考えられています。ラジウムからラドンが生じて呼吸や皮膚から体内に浸透し、温泉の効能として心身ともに良い影響を与えるのではないかと言われています。
泉質は酸性塩化物泉となります。狩猟をしていた時代にケガをしていた鹿が湯に浸かっていたことより、鹿の湯や鹿湯とも呼ばれていました。朝日新聞の記者によって玉川温泉という名称に改められました。1959年には、国民保養温泉地に指定されています。後に、温泉リフレッシュゾーンとしても指定されました。
湯治場として人気があり、長期間の滞在で来る人も少なくありません。地熱が高い場所が多く存在するため、冬季は休業となる岩盤浴場もあります。
玉川温泉おすすめの旅館、ホテル
新玉川温泉
看護師が常駐し、入浴や湯治について聞くことができる宿です。湯に含まれる成分が世界でも珍しい温泉であるため、観光やレジャーで訪れる人も多いです。
驚くほど多くの効能がありますが、免疫力をアップさせ、抗菌力を強化するなど健康増進の効果もあります。細胞の活性化によって全身が若返る効果もあります。
飲泉コーナーがあり、源泉のままでは飲めないため、飲用方法を確かめてから温かい温泉水と冷たい温泉水を飲むことができます。温かいものは胃・肝臓・胆のうに効果があり、冷たいものは胃腸の運動を良くしたり鉄分が欠乏する貧血に効果があるとされます。
食事は地元の食材が揃えられたビュッフェスタイルがあります。地元で採れた野菜が多く、美容と健康に良いメニューが用意されています。新鮮サラダコーナーもあり、豊富な種類のドレッシングや地元の酢や岩塩まで置かれています。
オープンキッチンになっていて、できたての秋田の郷土料理を楽しむことができます。秋田名物のきりたんぽ鍋や比内地鶏の鉄板焼きなどもあります。
玉川温泉
食事付きの旅館部と自炊部で構成された静養や湯治のために訪れる人が多い宿です。
1年中利用ができる屋内岩盤浴もあります。また、こちらも看護師が常駐しています。大浴場には様々な浴槽があります。源泉50%の湯や100%の湯だけでなく、蒸気湯・箱蒸しがあり、ダイエットや神経痛、蒸気によって喘息にも効果があるとされます。
気泡湯はマッサージ効果もあり、自然治癒力を高めると言われています。浸頭湯・寝湯は脳の活性化を図ることができ、ストレス解消や不眠症への効果と鎮静効果が望めます。旅館部は1泊2食付きで夕食はカフェテリアスタイル、朝食はビュッフェスタイルになります。
客室は清潔感がある落ち着いた部屋で、和室と洋室があります。自炊部は冬季休業となります。湯治を目的とした宿泊スタイルとなります。食事を宿に頼むこともできますが、その場合は有料になります。
売店では玉川温泉の特産品である湯の花の入浴剤や、岩盤浴グッズとして御座や毛布なども販売されています。秋田の名物であるきりたんぽやソフトクリームを販売している屋台もあります。
秘伝の味噌を漬けて軽く焼いたきりたんぽは香ばしさがクセになります。大浴場の2階に整体室があり、有料となりますが足つぼマッサージや整体を受けることができます。
そよ風
ブナの森に囲まれたそよ風は、ロビーが1階から3階まで吹き抜けとなっています。大浴場には大噴の湯を使用し、10倍に薄めた飲泉もあります。
歩行湯という浴槽は階段を下りながら湯に浸かっていき、全身の血行を促す効果があります。蒸し風呂や寝湯、うたせ湯もあります。温泉の効能は小児疾患にも該当し、虚弱体質や慢性鼻炎、慢性気管支炎など他にも効果があるとされています。
客室はシングルルームから大型の和室まであります。朝食はビュッフェスタイルで山の幸がメインに用意されます。昼食は秋田県の名産である稲庭うどんを味わうことができます。夕食もビュッフェスタイルで和食・洋食・中華が揃えられています。
そして、酒処では秋田の地酒が用意されています。図書室やフィットネスルームがあり、読書でくつろいだり体を動かして健康的に過ごすことができます。売店では秋田の地酒や名産品が揃えられています。
玉川温泉まとめ
湯量の多さや成分も大変珍しく、多岐にわたる心身への効果が期待できる温泉です。湯治目的の人だけでなく、美容と健康を考える人にも愛されています。
用意される食事は新鮮でヘルシーなものばかりで、ビュッフェスタイルは大変魅力的です。温泉に入ったり湯を飲むことや食事からも健康になる力を与えられる感じが全身に染み渡っていくようです。
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