関金温泉の紹介、見どころ
関金(せきがね)温泉は、鳥取県の中でもとりわけ静かな温泉地、倉吉市に位置しています。
電車で行っても最寄駅の倉吉駅から車で20分、マイカーで行くなら、米子自動車道湯原ICで降りた後に国道313号を倉吉方面30分ほど走ったところですから、まるで鳥取の奥座敷のような場所なのです。
関金温泉を別名「銀の湯」又は「しろがねの湯」とも呼ばれているのですが、これはお湯の美しさが理由です。弘法大師が見つけたとされる由緒正しき温泉でもあり、2011年には日本名湯百選にも選ばれました。
小さいながらも歴とした魅力が溢れていることが分かります。温泉を楽しみながら、是非訪れて欲しいスポットもあります。
まずは、女性に人気の赤瓦(あかがわら)。蔵として建てられた古い建物に必要最小限の手を加えて、それぞれが個性豊かな商いを行っている場所です。
中には郷土人形である、はこた人形の工房や見学無料の酒蔵、陶芸体験が楽しめる陶芸館、カフェが併設された工芸品や民芸品を扱う店、食事処とあるので、何処を見ようか迷ってしまうほど。時間を忘れて過ごしてしまいそうですね。
また、マイカーで訪れるなら東大山大橋(東大山おおはし)で深呼吸をしてみてはいかがでしょうか。新緑や紅葉の時期に見られる美しい渓谷の眺めは必見です。天女伝説によって命名された打吹公園(うつぶきこうえん)は、サクラやつつじの名所で知られています。
まるでここだけ別の空間なのかと思わせるほどにのんびりとした風が流れる関金温泉。日帰り入浴ではもったいないと思いませんか?小さな温泉地なので宿の数は多くはありませんが、ゆっくりと寛ぐには十二分のお宿ばかりです。
関金温泉おすすめの旅館、ホテル
湯楽里
手軽な料金で滞在ができる宿です。滞在スタイルによってお部屋を選ぶといいでしょう。というのは、部屋によっては冷蔵庫・電子レンジ・冷蔵庫などが使えるのでとても便利なのです。
湯治の気分でお湯を楽しんだ後に、自分の好きなものを好きなだけ食べるアレンジが可能な点が魅力です。
「せっかく温泉で汗を掻いても、ご馳走を食べたら太っちゃう!」と思っていた人にも使い勝手がいいことでしょう。旅先で料理は面倒と思う人には、食事の配達サービスもあるので安心です。
お部屋は素朴ながらも和風で広々としているので、気兼ねなく手足を伸ばしてリラックスしてみてください。季節によっては、3000円/1人程度で宿泊が可能です。
グリーンスコーレせきがね
国民宿舎です。雄大な大山が一望できる宿として知られています。温泉の徹底管理も信頼でき、源泉100%のかけ流しの温泉です。ラドン質ですから、肌の内側にも働きかけて新陳代謝を促すと評判。リウマチや神経痛はもちろんのこと、アンチエイジングにも効果が期待できるのです。
宿の特徴としてカジュアルに過ごせる点が気楽で喜ばれていますが、もしも「せっかくの機会だから特別感を味わいたい」という人には、1日1組限定の貸しきり宿「四季の郷」がオススメ。
本館と同じ成分のお湯が貸しきりで利用できるという贅沢さを味わえます。
美章苑
こじんまりとした造りのお宿です。まるで実家に帰省したかのような雰囲気で暖かなもてなしが自慢。
ここのイチオシは、なんといっても食事です。料理は気取りがないながらも、素材を生かした料理が並びます。旬の素材をふんだんに用いるため、日本海の魚介、山の幸、季節によっては松葉ガニに舌鼓。鳥取和牛や岩カキが並ぶ宿泊プランも魅力ですね。ゴマ豆腐が名物です。
24時間、お湯に浸かれるので気の向くままに堪能しましょう。貸切風呂もあるので、利用希望の場合は早めに問い合わせてみてください。
鳥飼旅館
関金温泉一の老舗旅館です。なんと江戸時代から続いている由緒正しき関金の湯を楽しむには、ここが一番といっても過言ではありません。
それは、源泉に最も近い場所にあり、湯量が豊富だという理由から。湯船いっぱいに張られたお湯は、温泉好きにはたまらない贅沢と言えるでしょう。きれいなので飲むにはとてもいいそうです。ただし、飲み過ぎには要注意。
慣れない人が飲み過ぎるとお腹の調子が悪くなることもあるそうなので最初は特に控えめに飲むのが賢明です。
あまり目立つところにないので、お客さんが比較的少ないという点もお湯を綺麗に保っている一因になっているのかもしれません。
日帰り温泉浴は500円で入れるので、お湯だけ楽しみたいという人にも使い勝手の良い鳥飼旅館です。
「延命茶屋の湯」という足湯もあるので、本当に時間が無い人はここで関金温泉の効能を実感するのもOK。また、国道313号線沿いの湯の駅「せきがね湯命館」は休憩所もある日帰り温泉浴場です。
食事のメニューも豊富で岩風呂や木風呂など趣向を凝らした浴場は何度でも出たり入ったりが可能。リラクゼーションなども充実しているので一日中過ごしていてもあっという間です。
関金温泉まとめ
観光プラス自分に適した温泉ライフが自由自在の関金温泉。
季節を変えて、過ごし方をアレンジし、何度でも通いたくなるとっておきの温泉地です。
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