47都道府県ではもっとも南にある沖縄県は、気候区分では、亜熱帯に分類されます。
部分的には熱帯の地域もあり、日本国内にありながら、南国が味わえる観光地として、国内観光では人気の地域です。
県庁所在地は「那覇市」、県の木は「リュウキュウマツ」、県の花は「デイゴ」、県の鳥は「ノグチゲラ」です。
沖縄県は面積は大きくなく、第一次産業は少なく、第三次産業が産業の中心を占めています。
観光は沖縄県の主力産業のひとつで、リゾートにも力が入っています。
かつての「琉球王国」のあった地であり、太平洋戦争では、唯一、地上戦を経験した地域でもあります。
沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館は、沖縄ツアーの定番で、年齢問わず楽しめる人気のスポットです。
ツアーでは割引や特典があるものが多く、ここが目的なら、普通に航空券をとっていくよりも、ツアーで確保したほうがいい場合も多いです。
世界でいちばん大きいエイの「ナンヨウマンタ」が飼育されています。
世界で最初に飼育に成功したのが「沖縄美ら海水族館」です。
飼育動物の見せ方の評判がいい水族館でもあります。
雨でも楽しめるのもポイントが高いです。
首里城
首里城は、琉球王国だったころの栄華をとどめる、鮮やかな朱色のお城です。
国内とはいえ、異文化の香りが濃厚に漂います。
ツアーコースに入っている場合もありますが、実はかなりの敷地面積ですので、個人旅行の時に、ゆったり見て回るにもいい場所です。
はいってすぐの「園比屋武御嶽石門」(スヌヒャンウタキセキモン)で旅の安全を祈りましょう。
竜強雨王国の国王も旅に出るときにはここで祈ったそうです。
首里城は、沖縄の土地の地勢や湧水、戦略的事情を考えて位置を決めたと言われています。
いわば、沖縄のパワースポットです。
ここでは、「御嶽(ウタキ)」と言う思想に目を止めてみましょう。
沖縄で精霊やその村落の守護神をまつった場所が「御嶽」です。
「首里城」の中にも周辺にもある「御嶽」は沖縄ならではのものです。
首里城の歓会門そばには、沖縄戦の時に、ただひとつ(一匹かもしれません)壊されずに残ったシーサー像があります。
この運の強さにあやかって、祈ると強運になれると言われています。
そこからさらに入りますと、「龍樋」があります。
ここの湧水が琉球王室の賓客のもてなし料理に使われたということです。
ここも神聖な場所と言われています。
他にも、首里森御嶽は、ガジュマルの森が沖縄らしいたたずまいですし、縁起の良いポイントがたくさんあります。
現代では観光化されていますが、それでも、神様を敬う琉球王国の人々の心を映した史跡は、おごそかなたたずまいを見せています。
有料エリアにある「御庭」は、ぜひ見ておきましょう。
琉球王国時代は、ほんとうに偉い人だけのものでした。
中央の浮道も、国王の通り道だったのです。
せっかくなので通っておきましょう。
慶良間諸島
国立公園「慶良間諸島」は、南国そのものの海を楽しめる場所です。
ケラマブルーの海は、見ると恋するほどの美しさと言われています。
サンゴの生息数が多く、250種ほどが確認されています。
しかも、ビーチから歩いて見に行ける、世界でも貴重な観光スポットです。
シュノーケリング、ダイビングのために訪れる人々も多いです。
運がいいとウミガメに会えるそうです。
那覇から日帰りの距離ですから、沖縄本島の観光と別に日を取って、すばらしい透明度と白砂のビーチへ向かってみてはいかがでしょうか。
マリンレジャーをしたことがなくても、インストラクターつきの観光ワークショップがあります。
美浜アメリカンビレッジ
美浜アメリカンビレッジも、まったく違う沖縄の海を楽しむのにいい場所です。
海のそばにお店がたくさんあります。
全体にアメリカ風ですので、海外にいるような気分も味わえます。
夜はライトアップもあり、おみやげ確保にも、ディナーにもいい雰囲気です。
このそばにサンセットビーチがあります。
ここの見どころはなんといっても夕方です。
夕日の名所で知られています。
古宇利島もデートに最適なところとして、地元の若いカップルに親しまれています。
「恋の島」ですとか「神の島」と言われます。
のんびりした懐かしい風景も残る島で、なのに「古宇利大橋」を渡っていけるアクセスの良さが人気です。
古民家やサトウキビの畑をレンタサイクルでのんびり回れば、気分はもう、島の恋人たちです。
おきなわワールド
家族連れで要望がまとまりにくい、とお悩みでしたらおきなわワールドが、広く要望に応えられます。
「ハブショー」や「演武のショー」があり、バイキングでお子様もおなか一杯で満足できます。
「玉泉洞」は、ここの目玉です。
貴重な鍾乳石が見られる場所で、沖縄の自然を体感できます。
夏季には、インストラクターが案内する洞窟探検ツアーも行われます。
普段は公開していないエリアもこの時なら見られます。
とても涼しいのもポイントです。
ハブ資料館も、楽しいスポットです。
大蛇の展示、資料館、ハブの放し飼いなど、ヘビ好きならずとも興味が持てる展示がたくさんです。
なんとピンク色の「恋ハブのさくらちゃん」は、恋愛祈願にご利益ありです。
ここでは、ヘビ皮のオリジナルなおみやげが豊富です。
このエリア内に「沖縄そば」や「地ビール喫茶」がありますので、お子様だけではなく、大人も満足です。
「熱帯フルーツ園」、「南都酒造所」も立ち寄りましょう。
斎場御嶽
世界遺産であり、強力なパワースポットとして注目されているのは、「斎場御嶽」です。
巨大な岩が重なり合う御嶽は、神秘的な聖地の威厳があります。
「琉球開びゃく伝説」にも記されている「斎場御嶽」は、入り口から小道が分かれていて、6つの「御嶽」につながっています。
「大庫理」、「寄満」、「三庫理」は、「首里城」との関連が強く、同じ名前がついた場所がそれぞれにあります。
もともとは、女性だけが入れる聖域でした。
ここに入るときは、国王も女性の衣装をまとって祈りました。
ここから東の方角に、やはり「神の島」と言われる「久高島」があります。
「三庫理」に行ったら島がないか探しましょう。
「久高島」の「ニライカナイ」に最も近いと言われています。
この「神の島」、個別に観光する方が増えました。
より神さびた古き琉球の風情や、もっと前の時代にもそうであったろう風景を感じられると評判です。
ここは信仰が厚く、決まり事や観光客が入れない場所もあります。
決して無理をしないのが、いい楽しみ方です。
まとめ
古き息吹が残る沖縄の旅、人気の場所を中心に紹介いたしました。
まだ神様が日常の生活の中に色濃く気配を残す地域です。
きまりごとは現地の観光案内の方に聞きましょう。
女性には気になる、恋の悩みを助けてくれるパワースポットも、そこここにあります。
「マブヤー」を元気にする沖縄旅行をぜひ検討してみてください。
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