「長野県」は、本州の中央部にあり、海には面していません。
古くは「信濃」、「信州」と言われました。
中央アルプスの峰々に分断されて、地域ごとに大きな特色があり、観光でも選べるバリエーションが豊かです。
県庁所在地は「長野市」です。
県の木は「白樺」、県の花は「リンドウ」、県の鳥は「ライチョウ」です。
山岳地帯には、貴重な動植物が生息していて、登山者には古くから愛されています。
観光であれば、地域ごとの交通の便はあまりよくないので、地域を絞って回るのがいいでしょう。
それでも、広大な県ですので、盛りだくさんな旅行になります。
松本城
松本城は、必ず行っておきたい「長野の名所ナンバー1」です。
観光しやすい位置にあるので、楽に楽しめるお城です。
国宝であり、北アルプスを背景に、白い壁と黒い瓦のコントラストが鮮やかな「松本城」は、見てよかったと思える威容です。
硬軟兼ね備えたお城で、櫓はお月見のために、天守は戦いのときに機能的なように、よく考えられた優れた建築としての価値が高いです。
「用の美」があるお城と言えましょう。
折々にはイベントも行われます。
HPで通知されますので、好みのイベントに合わせて訪れるのも楽しいです。
善光寺
善光寺は「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺です。
一生に一度は行っておくべきと言われる参拝スポットの一つです。
実は朝がすばらしいですね。
「お朝事」では、日の出とともに僧侶がお勤めをするのです。
このとき、参道で待っていると、参拝者に功徳を授けてくれるのです。
この「お数珠頂戴」は人気で、早朝から善男善女がやってきます。
善光寺の参道では、有名な「善光寺そば」を頂きましょう。
工夫を凝らしたお店が並んでいますので、好きなところを選ぶのに迷います。
これも楽しみの一つです。
健啖な方ははしごもできるでしょう。
昼の善光寺周辺は、にぎやかで観光気分いっぱいです。
お土産としては、「赤唐辛子」が有名です。
これも工夫を凝らしたお店がたくさんです。
「マイ唐辛子」を調合できる店もあります。
信濃国分寺は、「ハスの名所」として有名です。
ぜひともハスの開花時期に訪れたいお寺です。
参観は無料です。
シーズンには池には一面のハスが咲きます。
国の文化財になっている「三重塔」とあわせて、極楽浄土を思わせる風景です。
ハスは朝に咲きますから、これも「早起きは三文の徳」です。
白骨温泉
白骨温泉は真っ白なお湯に入れることで知られています。
体にいいことで知られ、湯治や作家の逗留に親しまれています。
歌人、若山牧水が愛した温泉です。
鎌倉時代には、白骨温泉は利用されていたようです。
昔の人々も、ここで心と体をいやしたのでしょう。
自然の中にある秘湯は、現代でも癒しのちからをなみなみとたたえています。
実は、白骨温泉のお湯は、沸きだしてから、流れていく過程で白くなるのです。
この着色の理由は、温泉の湯の中の成分です。
白いのは石灰が主体で、地中のコンディション、気温、湯の温度や湿度で、さまざまに変化します。
明るい空色や、クリーム色のお湯になる場合もあります。
そのため、リピートしても飽きません。
「地獄谷温泉」では、お猿さんも温泉に入ります。
テレビなどでご覧になった方もあるかと思います。
動物好きのみなさんはもちろん、世界的にも珍しい見ものですので、ご覧になる価値があります。
「地獄谷野猿公苑」で入場すれば、山林にわけいることなく、ニホンザルに会えます。
飼われていない野生のサルたちが、かわいい仕草でお風呂につかります。
秋は紅葉もありお風呂にもいいですから、ねらい目です。
「渋温泉」には、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモチーフになった「金具屋」があります。
あの情緒ある建物はしっかりモデルがありました。
迷路のような内部、古くてモダンでどこか懐かしい調度は、タイムスリップしてしまったかのよう。
毎日、夜には宿の主人が、金具屋の歴史や、文化財について話す文化財巡りがあります。
宿泊すると参加できます。
「斉月楼」は必ず見てください。
昼見ても、夜に見ても、美しさに息をのむはずです。
特にライトアップされた斉月楼は神秘的で、ここに来たらチェック必須の風景です。
軽井沢
旧軽井沢は、裕福な人々の避暑地として、昭和の時代には親しまれました。
今でも、別荘地らしい面影を残した建物が立っています。
観光としては、「旧軽井沢銀座」がとても力を入れていて、おみやげやおいしいものがたくさんあります。
おしゃれなお店が多く、デートにはもってこいですから、カップルで行くと特に楽「天狗屋養蜂店」が人気です。
「腸詰屋」さんなど「ソーセージ」がおいしいお店もあります。
軽井沢プリンスショッピングプラザも、とても多くのお店がありますので、お買い物にお勧めです。
アウトレット商品で、お値ごろなものを見つけましょう。
海外のブランドや、セレクトショップのものがお得に買える、おしゃれさんにはたまらない場所です。
食事も、人気の飲食店がえりすぐりですので、はずしません。
まとめ
駆け足ではありましたが、「長野の観光」をご紹介してまいりました。
都会から軽装備でも大丈夫な場所を中心にしましたが、健脚な方には、山岳地帯のハイキングも楽しいでしょう。
高山植物がある高山に行くには、それなりの装備がいりますので、旅行会社に事前に相談しましょう。
アンケートでは「幸せだと思う県民」がもっとも多い「長野県」へ、幸せのおすそわけをもらいに行くのはいかがでしょうか?
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