自分にご褒美の由布院温泉。評判が良い旅館・ホテル

由布院温泉の紹介、見どころ

由布岳の麓に広がる九州でも人気の温泉地、湯布院。豊富な湯量とまろやかな泉質を誇る由布院温泉は、西の横綱、別府温泉と山ひとつ超えた奥座敷にあり、九州の２大温泉地として、全国各地から羨望の温泉エリアとして常にトップの人気を誇っています。

特に由布院温泉は、温泉の質の良さに加え、情緒豊かな離れのある旅館が点在し、金鱗湖から湯の坪街道にかけて行列のできるスイーツのお店やおしゃれなショップ・土産物店が立ち並び、また、田園風景の中に点在する各種の美術館は散策エリアにぴったりで、情緒ある観光地として若い女性の憧れの温泉地となっています。

この温泉地の人気を支えているのが、湯布院の自然を取り入れた豊かな食材とそれを常に研究し、おもてなしする全旅館が一丸となったレベルの高いグルメ、そして隅々までお客様へのもてなしを考えた素晴らしいサービスの提供です。たぶん、湯布院ほどサービスの質が高い温泉地は日本国内にはないのではないでしょうか。

これらの温泉宿をリードしてきたのが、由布院憧れの御三家、亀の井別荘、玉の湯、そして山荘無量塔（むらた）です。

まず、御三家の筆頭にあげるのは、亀の井別荘。金鱗湖にほど近い亀の井別荘は、森の庭園30,000㎡を併設した離れのある静かなお宿。

もともとは「貴人接待」の別荘として建てられた離れの別荘に、山家料理「岳庵」・喫茶「天井桟敷」などが点在し、特に江戸末期の町家を改装した「天井桟敷」は、珈琲と音楽と読書を楽しむ贅沢な異空間となっています。

また、亀の井別荘に宿泊しない一般のお客様も、亀の井の択を尽くした食事が楽しめる「湯の岳庵」や、亀の井別荘で使われている「小物・備品」、九州の土産・名産を扱う「鍵屋」が併設され、この優雅な別荘に泊まったような素敵なエッセンスを味わうことができます。

3000坪の広大な敷地に15棟の離れが点在する玉の湯。ＣＷニコル氏が定宿としていたという、緑豊かな木漏れびがさす敷地内にはゆったりとした時間が流れ、チェックイン午後２時、チェックアウト午後２時という心遣いには他の温泉宿にはないハイレベルのもてなしを感じることができます。

また、地産地消を目標に豊後牛や豊の鮎、やまめなど、湯布院の自然の恵みをふんだんに取り入れた鍋や料理の数々には定評があります。

山里料理　葡萄屋や、玉の湯名物のアップルパイはまさに絶品で、評判のティールームNicolで提供され、宿泊されないお客様にも玉の湯の雰囲気を味わっていただける施設となっています。

湯布院の中でも、静かな高台の鳥越地区に広がる山荘無量塔。湯布院駅から湯の坪街道の入口に軒を構える行列の絶えないPロールの人気店「B-Speak」をプロデュースする山荘無量塔は、古民家の再生をコンセプトに由布岳の山麓に和のリゾートを展開。

敷地内には、客室棟はもちろん、アート空間アルテジオをはじめ、本館、3つのお食事処、2つの洋菓子店、バー、ショップと和と洋がスタイリッシュに溶け合う大人の隠れ家が点在しています。ここでは、時間を愉しみ、食を愉しみ、娯楽をクリエイトする、そんな日本には珍しいハイソなサービスを楽しむことができます。

これら御三家に共通するおもてなしの精神は、ここ湯布院に点在するすべてのお宿で楽しむことができます。

たとえば、温泉後の無料の冷たいラムネやアイスはもちろん、食後に無料の焼酎を振る舞うお宿もあれば、その年に宿泊したお客さまの家に秋には新米が届く…といった、他の温泉地では考えられない、いや、日本全国、そのほかの温泉地では考えられない素晴らしい心づくしのサービスが受けられるのもこの湯布院ならではです。

どこのお宿に行っても、こういったアイデア豊富な素晴らしいサービスが受けられるのですが、ここでひとつ番外編として、温泉地ならではの素晴らしい露天風呂のあるお宿をご紹介しておきます。

由布岳が一望できる100～150畳もある露天風呂が有名な山のホテル　夢想園。

特に、100畳の男湯「御夢想の湯」はもちろん、150畳もある女湯「空海の湯」は、由布岳から立石山までも見晴らすことができる大露天風呂で、湯布院の街が見下ろせる高台にあるこの立地からの景色は素晴らしく、特に夕暮れ時の露天風呂につかりながら眺める由布岳の赤く染まる風景は絶景そのものです。

こちらのお宿はもちろん宿泊施設もありますが、日帰り温泉を楽しむこともできますので、ぜひ、他のお宿に泊まられても行ってみてください。きっと旅のよい思い出のワンシーンとなることでしょう。

湯布院温泉は、日本でもハイクラスで、素敵な大人の温泉です。湯量も豊かで、湧くエリアも広いため、お宿も湯布院の町ばかりではなく、山林など自然の中に点在していることが多く、田園ののどかな自然とゆったりとした大人の優雅な時間が過ごせる唯一無二の温泉地です。

朝霧を散歩するもよし、読書や美術館めぐりも一考。特別な日のための素敵な時間を湯布院温泉でお過ごしください。

ここでおまけに、旅のウンチクをひとつ。湯布院と由布院、こちらに来ると2つの漢字がいろいろな場所で目にすると思います。

実は、町全体を指すときには「湯布院」、温泉などを指すときには「由布院」の字を使います。一緒にいかれるご家族やご友人、恋人にちょっと旅のエッセンスとしてお使いください。