湯の川温泉の紹介、見どころ
湯の川温泉は北海道函館市湯川町にある温泉地です。昔から景勝地としても知られ、「湯の川八景」と称されるほど人気があった地域です。歓楽街としても賑わいをみせて「函館の奥座敷」とも呼ばれた、情緒と風情のある温泉街です。
歴史的には、1653年(承応2年)、当時の松前藩主の子息が難病で苦しんでいた折に、この地域の温泉を利用することで快癒し、湯の川温泉の発祥となったと記録があります。
泉質は、ナトリウム、カルシウムが主の食塩泉で、ゆっくりと効き目が浸透し、ぽかぽかと体が温まります。
漁業の盛んな地域でもあるため、海の幸がたいへん豊富です。湯の川温泉では、新鮮な魚介料理に舌鼓を打つことができます。夏から初冬にかけての時期にはイカ漁が行われます。
海に面した客室からは、夜の海に煌々と輝く漁り火の幻想的な光景も楽しむことができます。もちろん、絶品のイカ刺しも味わえるなど、この時期は大変オススメですね。
また、市電「湯の川温泉電停前」には足湯も無料開放されていて、人気のスポットです。長旅で疲れた足も、ホッと一息つけることでしょう。
アクセスも良好です。函館空港から車でわずか5分。北海道新幹線の停車する新函館北斗駅からも函館、市電を経由して最短45分と気軽に訪問できるのもポイントです。
湯の川温泉おすすめの旅館、ホテル
旅館 一乃松
客室のみでなくロビーや廊下まで畳を敷き詰めた、総畳敷きの純和風旅館です。観光客で賑わい大きなホテルが立ち並ぶ区画からすこし奥まった位置にあるため、静かで落ち着いた雰囲気です。
元々は漁師の網元の別荘として利用されていた建物を改装し、京都の職人を呼び寄せて再現された京風庭園が、四季折々の豊かな表情をみせてくれます。
露天と大浴場をそなえた天然温泉も見どころで、ヒノキの材を贅沢に使用した「檜の湯」や、伝統的な土壁である「聚楽壁」を採用した「聚楽の湯」で、ゆったりとした時間を味わえます。
湯の川プリンスホテル渚亭
湯の川プリンスホテル渚亭は、津軽海峡を一望できる抜群のロケーションが魅力です。
温泉露店風呂付き客室の数は115室と、この数は日本最多を誇ります。海辺に面した客室からはイカ漁の漁り火も楽しめ、街側の客室では湯の川のきらびやかな夜の街並みを眺めながら湯浴みが可能と大変贅沢です。
食事も多彩です。やはり函館の海の幸をふんだんに取り入れた和食膳を提供する和食処「漁火亭」や、バイキング形式のビュッフェ「渚」、鉄板焼き「青海」もあり、気分に合わせて食事のメニューを決めることができるのもポイントですね。
露天風呂をそなえた大浴場は、海を見渡せる開放的なつくりです。
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ラビスタ函館ベイ
ラビスタ函館ベイでは函館の夜景を満喫でき、また「朝食の美味しいホテル」としても人気があります。
朝食は、季節感あふれる料理と新鮮な魚介類を豊富なメニューで取り揃え、和風テイストのバイキングスタイルで気軽に利用できるのも魅力です。
客室は大正ロマンがイメージされています。クラシカルな落ち着いた雰囲気がただよいます。ベッドには、”人生を変える”とも評される「シモンズ・ベッド」が採用され、心地よい眠りにいざなってくれるでしょう。
高速インターネット回線も用意されていますので、「明日はどこをまわろうか」といった計画を練り直すときにも重宝しますね。
花びしホテル
花びしホテルは、宿泊プランが多彩なのが特徴で、予算に合わせた客室を選べます。ホテルは「本館」、「臥牛亭」、「末広亭」の3つの館から構成され、段差をなくした和洋室など、バリアフリーに配慮したつくりにも好感がもてます。
1階の「庭園大浴場」では、200坪の和風庭園を望みながらゆったりとした時間を過ごし、最上階の7階にある「臥牛の湯」ではステンドガラスを採用したドームで異国情緒がただようなど、異なる雰囲気が味わえるのも魅力的です。
料理は、二人別々なメニューの料理を提供する「二彩膳」など、趣向をこらしたおもてなしが人気です。
湯元啄木亭
函館に縁のある歌人・石川啄木の名を冠した湯元啄木亭は、源泉かけ流しの展望露天風呂が特徴です。
最上階の11階にある空中大浴殿「雲海」からは函館の街並みを見渡せ、夜景の輝きを堪能できます。
空中露天風呂「いさりび」からは、その名の通り夜の海の幻想的な漁り火や、函館の山並みと海岸の景観を楽しめるなど、こちらもオススメです。
また、明治から大正にかけて活躍した函館の実業家・松岡陸三が築いた日本庭園である「松岡庭園」をそのまま保存し、函館の歴史を感じさせてくれるのも魅力のひとつ。総御影石と絨毯を敷き詰めた気品あふれるフロントロビーからも庭園の景色を楽しめます。
まとめ
北海道の湯の川温泉は、空港や駅からのアクセスが良好で、気軽に利用できるのがよいですね。
泉質に優れた温泉を堪能するのもよいですし、ここを拠点にして、「金森赤レンガ倉庫」や「はこだて明治館」、「五稜郭公園」や「箱館奉行所」といった、函館周辺の観光に赴けるのも便利です。
旅館やホテルもそれぞれ質が高く、どれもオススメできるものばかりのため、再訪する楽しみもありますね。
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