島根県は隠岐島、竹島なども島根県の領域に含まれる離島を有する日本海側にある中部・山陰地方の西部に位置する県です。
昔の神話からくる出雲国・石見国・隠岐国であり現在も名の通り3つの地域、雲地方・石見地方・隠岐地方に区分されることの多い神の薫り消えやらぬ神的な土地でもあります。
島根は神話の土地でもありますから、神話由来のものも多く存在します。
雲南エリア
「雲南エリア」では、木次線の木次駅 – 備後落合駅間を結ぶ、大蛇伝説ゆかりの地を巡るトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗車できます。
最大の見所は折り返しながら登っていく全国的にも珍しい「三段式スイッチバック」です。
乗りながらにトロッコ列車が折り返す体験を味わうことができます。
「砂の器」(松本清張作)の舞台としても有名な亀嵩駅の出「雲そば」、停車中に窓越しに販売される「仁多牛弁当」など、歴史と舌鼓の列車の旅を味わえます。
出雲エリア
そして「出雲エリア」では、島根県のといえば誰もがまず頭に浮かぶ「出雲大社」巡りの旅がオススメです。
縁結びで有名な緑豊かな庭園の奥にそびえる出雲大社はとても厳かで雄大です。
大きな鳥居が静かに佇み、そこだけいつもの日本と違う空気が流れているように感じます。
きっと昔の人はこうした大きな鳥居に護られて遠目に拝みながら日々、感謝をして過ごしていたのだろうかと、くぐる鳥居を見上げなら太古へ想いを巡らせ参拝の道を踏みしめられることでしょう。
松江エリア
お参りした後は「松江エリア」へ行ってみませんか?
別名「千鳥城」と呼ばれる松江城の千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風(いりもやはふ)の見事な屋根を堀川遊覧船の小舟でゆったりと観光するのも風情があります。
毎年9月10月の秋には堀川沿いに灯篭が並ぶ「松江水燈路」が開催されます。
幻想的な光に包まれながら、船頭さんの語り部に耳を傾けて優雅に日本の歴史感じるお城周りを巡って昔の人へ想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
その後はやはり、宍道湖を眺めないと松江市に来た!とは言えないのではないでしょうか。
まずは松江しんじ湖温泉駅前の足湯で疲れた足を休めて、いざ!旅館へ!
島根県松江市といえば「しじみ」ですね。
しじみ料理を出すお店は多いですが、まず宿泊して思ったオススメの旅館・ホテルは「てんてん手毬」に「ホテル一畑 」です。
「てんてん手毬」は浴衣も貸してくれますし、日本初のパワーストーンスイートルームや家族露天風呂付きのお部屋などがあり、古の風情をリニューアルして一層魅力的に演出している旅館です。
「ホテル一畑」は両親へのプレゼントととしても映える素晴らしいホテルです。
ディナーでは一席一席にホテルの方が挨拶に巡り、旅のまん喫を促してくれます。
お料理も見場、味とも素晴らしく、大きな窓枠から見える夕日の映える宍道湖を眺めての食事はおっとりとした優雅な時間を与えてくれます。
隠岐エリア
「隠岐エリア」では景色を楽しむ旅が満喫できます。
隠岐代表の景勝地「国賀海岸」には300メートルの高さでそびえ立つ断崖が圧倒的です。
丘ののどかな風景との対照が楽しめます。
定期観光船もあり、地上から海上から雄大な景色を楽しむことができます。
波が穏やかな日は「明暗の岩屋」という洞窟も探検できます。
海が好きな方は「海中展望船あまんぼう」がオススメです。
ガラス張りの海中展望ルームのついた船で大きな海の中を眺めていると、その青さに心癒されます。
「壇鏡の滝」は地上の癒しスポットです。
それぞれ「日本の滝百選」「全国名水百選」に選ばれる名瀑です。
希少種であるオキサンショウウオが数多く生息していることから良質な水源であることを肌身で感じられる空間を味わいに訪れるのも素晴らしいと思います。
宍道湖の夕日の感動もさることながら、高さ20メートルの「ローソク島」のバックを彩る夕日もまた、人気の夕景スポットです。
まさにローソク!輝く光との陰影は魅入ってしまう絶景です。
こちらにも「ローソク島遊覧船」がありますので、地上からの美しさだけでなく、その佇む美しさをぜひ、海上からもご満喫ください。
浜田江津エリア
最後に、日程があればぜひ寄って頂きたいのは「浜田江津エリア」のしまね海洋館アクアスです。
中四国最大の水族館「しまね海洋館アクアス」には約400種・1万点もの生物を展示しています。
有名な「幸せのバブルリング」のシロイルカもここにいます。
そばの「島根県立石見海浜公園」も楽しい時間を過ごせる空間となっています。
島根まとめ
島根の良さは身体に染みるものばかりです。
素朴な日本の味を最大限に引き出して贅沢な味わいを体験させてくれる島根県は神に祈り、歴史を巡り、身に染みる温泉は肌にまろやかに染み渡り、古来よりの食物が今尚愛される味であることを感じさせてくれます。
日本のいいところ尽くしの島根県、一度も訪れないのは日本に住んでいて勿体無いことだと思います。
ぜひ、日頃の喧騒から解き放たれた味わい深い日本の色を堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。
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