竹田城は、山頂にある戦国時代の遺跡で、雲海を見る事の出来る絶景スポットでもあります。
国の重要文化財にも指定されるほどの遺跡で、冬は積雪があり大変危険なのでHPをチェックして充分に備えていく場所であり、軽装で行けるようなお城ではありません。
近年、旅行者が増え危険も増えてきたため、冬季の期間では全面封鎖になる事も決まったようですので、行かれる際は最新情報を調べてからにしてくださいね。大切な遺跡を残していくためには、仕方のない事ですね。
朝露に包まれた竹田城は、天空の城と謳われるほどの圧倒的な幻想的な雰囲気に包まれています。
その姿が、虎が臥せているように見える事から虎臥城とも呼ばれています。晩秋の良く晴れた早朝に、朝霧が発生する事があり、カメラを構えた人たちが固唾をのんで待ち構える光景が見られます。
天空の城、日本マチュピチュなど様々な愛称を付けられるほどこの幻想的な風景は人々を感動させます。人々を感動させる雲海を発生させるには様々な気象条件があるのですが、見れる確率はかなり低いと言います。なので、もしも見れたら大変ラッキーだと思って良いと思います。
平成24年には、恋人の聖地としての認定を受けたことから近年では、カップルも多く訪れています。
標高は、353.7メートル、日本百名城の一つで、天守閣などはなく、石垣のみの状態ですがその周辺は、春には桜が咲き、夏には草が生い茂り、秋には紅葉が見られ、冬には雪化粧がまといます。
竹田城は、守護大名山名持豊の家臣である太田垣氏により1441年から1443年に築かれました。
この地は、街道が交わる重要な土地でしたので敵の侵攻を防ぎ、守りを固めるため築城されましたが、築城当時は、石垣をくみ上げただけの砦の様なもので名前も安井ノ城というものでした。
その後改築が行われて、壮大な石垣の山城になったのは、農民たちの力によるもので大変過酷な労働だったと言われています。その後様々な出来事がありましたが、最終的には残念ながら江戸幕府の方針によって廃城となってしまいました。
この城を見るためには、山を登ります、車で途中まで行くルートだとしても20分程度は軽く登山をします。
駅からずっと歩くコースだと60分は歩くことが見込まれます。是非ともお足元はしっかりとした靴で行くことをお勧めします。朝霧を見るために早朝から登ろうという方は、特に足元が暗くなっているのでヘッドライトなどが必要になります。季節によっては防寒着があると良いでしょう。
天守閣台に登る事も出来るのですが、そちらからの眺めが本当に凄く遠くまで見渡せるのでいつまでも見続けてしまいたくなってしまいそうです。
竹田城周辺のおススメのグルメ
但馬牛焼肉竹田屋
和牛のルーツである、厳選された但馬牛が食べられるお店で年配の方も良く訪れるほど柔らかく下の上でとろけるのに重くない最高級の牛が食べられますよ。
特上ロースステーキセットは、網の上で焼目を付けながら自分で焼けるお肉に想像を超える美味しさが味わえますよ。是非、おススメです。
カフェ寺子屋
明治時代の町家をできるかぎりそのままの形でカフェにしたお店です。城下町にある不思議に落ち着いた空間でお食事や手作りのスイーツが楽しめます。店内は全てお座敷なので靴を脱いでリラックスできます。
歩き疲れた時って意外に靴を脱ぐと凄く足の疲れが取れますのでありがたいです。
竹田城周辺おススメのお宿・ホテル
竹田城 城下町ホテルEN
明治期に建てられた築100年以上の建物を、可能な限りそのままリノベートしたため5室の異なるお部屋があり、全て趣が違った雰囲気で迎えてくれます。
全てのお部屋がとても素敵な和モダンのインテリアでそれぞれ特徴が違っていているのが、元々使用していた家だという事が実感できますし、明治期には豪邸だったこちらの家の雰囲気をそこかしこに感じ取れます。
和の造りなのに、ベッドがあり一流ホテルが採用しているシモンズ製のマットレス、シーツや枕カバーは、皇室御用達の最高級リネンを採用するというこだわりようです。
部屋着も浴衣に足袋、そして持ち帰りが出来る巾着袋が用意されている心遣いが大変嬉しく、アメニティも羅漢和のシャンプー、コンディショナー、ボディソープが女性に大変嬉しいです。
お風呂は、桧の香りが嬉しい竹田城址、そして雲海をモチーフにした大浴場があります。ゆっくりとお湯に浸かれば体の芯から疲れが取れ温まります。
夕食は、その土地で味わえる最高の食材をフレンチで味わえ、大変評判も良く本当にお勧めです。朝食もこれまた評判が良く、地元農家グループの方々が、手間と時間を惜しまずに育てた新鮮な野菜をはじめ香住で水揚げされた新鮮なお魚を使ったお料理が朝食とは思えない程、贅沢にいただけます。
竹田城まとめ
山間の盆地に、円山川から立ち上る霧により雲海が発生するという気象条件に恵まれた場所にある竹田城、この城が造られた詳細はあまりわかっていませんが、ここに城を建てた方達は、現在私たちをこんなにも感動させるお城を築いていた事をきっと分からずに造ったと思います。
戦いの為に築かれたお城ですが、今日この美しく幻想的な景色を見る事が出来る平和に感謝したいです。この幻想的なお城の姿いつも見れるわけではないのが余計に神秘的で魅力がありますが、一人でも多くの人にこの景色が見れますように。
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