昨今の北欧ブームでより身近に感じるようになったこの国は、実は日本と似て,いくつもの島が集まった島国です。ドイツと陸続きである、ユトランド半島、首都があるシェラン島、そしてグリーンランドもデンマーク領です。
国名は聞いたことがあっても「いったいどんな国？」と首をかしげる方も多いのではないでしょうか。そんな皆さんにまずはデンマークという国をご紹介したいと思います。
デンマークは、現在、マーグレーテ２世女王陛下が元首の立憲君主制で、言語はデンマーク語が使われています。EU加盟国ですが、母国通貨デンマーククローネを使用しています。
日本でも人気の雑貨ショップ「タイガー」や、童話作家アンデルセン、シェイクスピア作『ハムレット』の舞台であるクロンボー城等があります。またヴァイキング民族や２５％の税なども有名です。
そして、子供のおもちゃであるレゴブロックもデンマークで誕生しました。おとぎ話の世界から最新のデザインまで話題がいっぱいの国なのです。
コペンハーゲン
デンマークの首都であり、普通の街並みの中に、いくつもの王宮が存在しています。空の窓口であるカストロップ空港へも３０分以内にアクセスできる利便性の良い街です。デンマークが初めての方はまずはここからスタートすることをお勧めします。
街に滞在するにあたって、とてもおトクなカードが「コペンハーゲンカード」です。
全ての公共交通機関が乗り放題、またほとんどの美術館、博物館が入場でき、レストラン等で割引があるカードです。１日券～５日までと複数種類あるので、滞在に合わせて購入すると良いでしょう。税が２５％あるので、このカードを使えば何かと便利に滞在することができます。
尚、デンマークの地下鉄は自動運転のため、日本の様に車掌さんがいません。おまけに改札口もないので、わからないことがあれば駅構内のインフォメーションや街中のツーリストセンター等で調べると良いでしょう。
また、街のいたるところに、アンデルセン童話の銅像があり、アンデルセンと一緒に記念写真も撮ることができます。
コペンハーゲンには、クリンチャンボ―城やローゼンボー離宮、アメリエンボー宮殿など、普通の街中に何か所も宮殿があります。
特に、アメリエンボ―宮殿では、女王陛下がご滞在時の衛兵交代式は、音楽隊も交代式を行うため、壮大な交代式が行われます。女王がご滞在か否かは、宮殿に国旗があるかないかで判断できるので、是非一度訪れてみてください。
また、ここから徒歩圏内にあの有名な人魚姫の像があるので、そのまま足を運んでみてはいかがでしょうか？そして、ストロイエという街の中心地では、北欧のデパートイムルス・ボーリフスや王室御用達ロイヤルコペンハーゲン、レゴブロックショップなどがあり、歩いているだけでもウキウキワクワクする街並みです。
特にロイヤルコペンハーゲンでは、隣接してカフェがあり、お皿やカップがロイヤルコペンハーゲン！というなんともウレシイひと時を過ごすことができます。
デンマークはとにかくパン屋が多く、どのパン屋もほっぺがおちる位美味しいです。また、デンマークが発祥のホットドックスタンドも街のいたるところにあり、日本ではあまり見られない「フレンチドック」（＝フランスパンの中をくりぬいて、そこにソーセージを入れる形式）も是非ご賞味ください。とても美味しく、また腹持ちも良い為、軽く昼食、という時に便利です。
イングハヴ駅、カールスベアビール工場
では次に、コペンハーゲン郊外のおススメスポットをご紹介します。
コペンハーゲン中央駅（以下、中央駅）から２駅、イングハヴ駅最寄り駅でカールスベアビール工場があります。こちらの施設では、広い工場施設内に博物館や厩舎があり、博物館では工場見学前、後とお好きなビールを各１杯ずつ飲むことが出来ます。
また厩舎ではデンマーク産馬が何頭か飼育されており、見ることができます。ビール好き、またサッカー好きにはたまらない施設です。また、徒歩２０分圏内にはロイヤルコペンハーゲンとジョージジェンセンファクトリーショップがあります。
クランペンボー駅、デュアーハウン
中央駅から電車で約２０分、クランペンボー駅を降りると、デュアーハウン（別名鹿公園）があります。
かつて王室が狩りを楽しんだこの場所は現在も何千頭という鹿が放たれており生活しています。犬の散歩をしたり、馬が散歩をしたりしている周りで鹿が生活している、なんとも日本では味わうことがない空間を堪能することができます。
また、この公園にはデュアハウスバッケンという世界最古の遊園地があり、毎年７月に世界中のサンタクロースが集まり「世界サンタクロース会議」を開催しています。
日本にも１名公認サンタクロースさんがいらっしゃり、毎年参加されています。色んな国のサンタさんが集まり、コペンハーゲンの街並みをパレードしたり、海水浴をしたりとイベントも沢山あり、観光客も十分楽しむことができます。
ロスキレ駅、ロスキレ大聖堂
中央駅から電車で約２０分、ロスキレという街があります。ここには世界遺産ロスキレ大聖堂やヴァイキング博物館があります。特に、ロスキレ大聖堂は、その名の通り、荘厳且つ堅実な佇まいに、誰もが魅了される協会です。
ユトランド半島ビルン、レゴランド
ドイツと陸続きであるユトランド半島のほぼ中央にビルンという街があります。ここでレゴブロックが誕生しました。
現在、ビルン空港の隣にレゴランドというレゴブロックの大遊園地があり、大人から子供まで楽しいひと時を過ごすことができます。首都コペンハーゲンからは空路、陸路両方でアクセスできます。
都市部にレゴショップもありますが、レゴブロックで表現された街や人など、その再現力の素晴らしさを楽しむことができる遊園地です。
まとめ
デンマークという国は、聞き慣れていないだけで実際は日本にも広く浸透し、知っていることが多くあります。小さな島が集結したアイディア溢れる、またおとぎ話の国として魅力溢れる国であるという印象を受けます。
デンマーク語が分からなくても、たいていの現地の方は英語を話すことができるので、安心して観光を進めることができます。
自立と福祉、幸福度№１の国、デンマーク。遠く離れた場所ではありますが、きっと素敵な思い出の場所となるはずです。
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