永世中立国として、また、美しい山が多く、風光明媚で知られるスイスは山岳国で、ハイキングやトレッキング、湖畔や高山植物が大きな見どころです。
正式には「スイス連邦」と言います。公用語が多く、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語が使えます。首都は「ベルン」、最も大きい都市は「チューリッヒ」です。通貨は「スイスフラン」です。
トレッキング観光が中心ですが、都市の景観は洗練されていて、探索にも人気があります。
スイスは、アウトドアが好きな人々には、国際的に人気の景勝地です。
ハイキングやトレッキングのツアーに参加したり、個人で山行したりと、他にない名峰を楽しむ方が多いです。楽に行けるものから、本格的な登山まで、ご自分のレベルに合わせてコースを選ぶのが肝心です。
はじめてなら、信頼できる旅行会社が企画するツアーに参加するのがいいでしょう。
マッターホルン
マッターホルンは、世界中で有名ですね。
「ツエルマット」からの登山鉄道が出ています。足に自信がなければ、展望台から楽しみましょう。ロープウェイが出ていますから、幅広い年齢の方におすすめできます。
展望台にも各種あります。
スネガ展望台は、めずらしい地下ケーブルカーへの搭乗、ライ湖も望める展望、マッターホルンからの位置の良さが持ち味です。
「ロートホルン展望台」は、スネガ展望台のもっと上まで登れます。ゴンドラ、ロープウェイの展望が期待できます。モンテローザも見えてきます。
ゴルナーグラート展望台は、登山電車でのアクセスが可能です。鉄道と合わせて楽しみたい場合はここですね。スイスの名峰を見渡せて、氷河もある、いいポイントです。
モンテローザ
モンテローザは、マッターホルンよりも標高が高いです。4,634メートルあり、万年雪や氷河が残っています。スイスでもっとも高い山ですが、登頂は専門家以外はおすすめしかねます。
リッフェル湖の見どころは、「逆さマッターホルン」です。毎日見られるわけではないですので、何日か近くに逗留するのがいいです。湖畔のおすすめの時期は7月ごろです。高山植物がさきみだれ、山の夏気分が満喫できます。
シュバルツ湖も「逆さマッターホルン」の名所です。黒い湖と呼ばれる湖面に、マッターホルンと礼拝堂が映える、絵葉書のような風景を見に行ってはいかがでしょうか。
シュテリー湖は、貴重な高山植物が数多くみられます。特に注目したいのはエーデルワイスです。ここでも「逆さマッターホルン」の圏内ですから、スイスと言えばエーデルワイスと言う方は、はずせないポイントです。
グリンジ湖は、ハイキングルートに組み込まれている場合も多いです。樹木を中心とした景観がポイントです。紅葉の季節などはすばらしい風景になります。ここも「逆さマッターホルン」が見られます。
マッターホルン周辺は、初心者にもやさしいハイキングコースが用意されています。無理をしなくても素晴らしい風景には事欠きませんので、お体と相談して楽しむのがコツです。
他の名峰もご紹介
「ユングフラウ」もとても有名です。観光のためのルート整備がされていますので、登山電車、エレベーターでの観光もできます。「ユングフラウヨッホ」は、鉄道がお好きならぜひ通ってみてください。ヨーロッパでいちばん高い場所のある駅です。
アイガーは歌にもなっている、厳しく美しい山で、特に北壁は登山家の間では難所「アイガー北壁」として有名です。切り立つ岩が男性的な景観です。「ユングフラウ周辺」の観光では、チェックして眺めましょう。
アイガーの横にあるのが「メンヒ」です。修道士の山、孤高の山と言う別名があります。稜線がストイックな印象を与えるからでしょうか。
「アイガー」、「メンヒ」、「ユングフラウ」の三峰は順番に並んでいて、この地区では同時に眺められる場所が多いです。「ユングフラウ」は乙女と言う意味です。それぞれをくらべてみてはいかがでしょう。
シルトホルン展望台が広くスイス名峰を見渡せます。パノラマになって広がる峰々は圧巻です。ぜひ、カメラや動画の支度をしていきましょう。山や高山植物は持ち帰れませんが、思い出は持ち帰れます。
体に不安がある方はスフィンクス展望台を選びましょう。テラスや室内から見られる工夫が多い展望台です。ここも名峰がしっかり見えます。「アレッチ氷河」の鑑賞ポイントとしてもおすすめです。
がぶりよりで「アイガー」が見たいなら、「フィルスト展望台」がいいでしょう。グリンデルワルトからロープウェイの使えるルートです。グリンデルワルトは、この周辺でお土産を調達するのに向いています。駅前に立ち寄りましょう。
モンブラン
モンブランも、あまりにも有名です。おいしい栗のケーキを思い出す方もいるでしょう。この山の美しい形は、これが本物のモンブランと感心することうけあいです。優美な印象を与える峰です。この付近では氷河の鑑賞ができるポイントがいくつもあります。
観光に配慮されていて、エギーユ・デュ・ミディ展望台はエレベーターが展望台まで連れて行ってくれます。エギーユ・デュ・ミディ展望台はイタリア側に向いています。
この山は、フランスから見ると優しい姿、イタリアから見ると厳しく魔の山のようだと言うことでも知られています。こんなところは、地続きのヨーロッパならではのエピソードです。
モンタンヴェール展望台では氷河の上からの景観が見事です。氷の洞窟が見られる「メール・ド・グラス」もこの周辺です。
有名な「レマン湖」もスイスにあります。「ジュネーブ湖」の別名もあります。三日月形のユニークで美しい湖です。古城「シヨン城」が湖面に映る眺めは、絵葉書でごらんになった方も多いでしょう。あの「ジュネーブ」も「レマン湖」のほとりにあります。湖の大きな噴水が見どころです。
お酒がお好きなら「ヴヴェイ」はワインの名産地です。スイスワインを楽しむならこの街です。伝統あるワイン産地は、今も中世の面影が残ります。
陶磁器のお土産が欲しいならニヨンで「ニヨン焼き」を買いましょう。ここではローマ時代の遺跡も多くありますので、散策にもおすすめです。
チューリッヒ
チューリッヒは、スイスの玄関口ともいえる大都市です。
最後のご紹介になりましたが、まずここに立ち寄られる方も多いでしょう。「スイス国立博物館」や、都会らしい「リンデンホフ」の丘からの眺めを楽しめます。
ここからチューリッヒ湖の観光をするのもいいです。
まとめ
スイスの見どころを紹介いたしました。いかがでしたでしょう？
美しい山に抱かれた都市、険しく気高い峰の姿、湖と高山植物と、見どころが多い都市です。国境を接する国家が多く、そのために形成された言語の状況、人々の気風なども、ヨーロッパらしい観光地と言えます。
ワイルドさと洗練の合わさった魅力があるのがスイスです。
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